対魔導学園35試験小隊 5 百鬼の王

発売日 : 2013/08/25
“キセキ”という名の闇にとらわれたタケルの選択は――!?
35試験小隊を率いるタケルには、キセキという名の妹がいる。周囲に災いをもたらすため、SS級危険指定の存在として幽閉されているはずのキセキが、ある日突然タケルの前に現れて――。

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みんなのレビュー

  • とら
    2015/09/14
    今までと構成は同じなんだけど同じではない、みたいな話の進め方だったので、うむ、引き込まれました作品の世界に。続きを期待させる終わり方もこれ、堪らないわずるい。キセキの件の一番良い終わらせ方を読みながら考えていたのだが、恐ろしい程に何も出てこなくて、先を読んで実際の終わり方というかとりあえずの対処法?を見せられた時、こんなのがありなんだと思いはしたが、うん、とりあえず良かったとも思えたので良しとする。まあ問題を引き伸ばしただけだけれど。対処法としては、新しい問題を作れば良いのだ。テンプレだけど勉強になった。
  • Yobata
    2013/10/08
    最奥監獄に幽閉されていたタケルの妹キセキ。彼女は人間ながらも『百鬼夜行』と呼ばれるお二の力を持つSS危険指定の少女だった。彼女はタケルに会いたいが為についに実験中に自身の力を爆発させ監獄から逃走し兄の前に現れる。彼女の願いは愛する兄の手によって殺される事。そんな願いに兄として葛藤するタケル。しかし世界はその絆を決して許さなかった…。今回はタケルの妹・人間でありながらもSS危険指定された鬼の力を持つキセキとその兄として生かすか殺すかの選択を迫られるタケルの話。なんとなくタケルがなにも選択できない情けない→
  • あなほりふくろう
    2013/09/01
    「全部選ぶんだ」こんなにも不器用で弱くて強くて真っ直ぐな感情が、人の魂から来るものじゃなければ何だというのだ。妹回というには凄絶であり凄惨な切り裂かれであったが、物語としては俄然面白くなってきた。「辛いのは、選ぶ方」p145杉波とキセキの対話に杉波のタケルに対する理解の深さが窺える。いつかの兄妹再会に、妹は兄をどう思うのだろう。
  • ナカショー
    2015/12/20
    タケルの妹登場回。話が一気に加速して面白かったです。タケルの妹のキセキも今までにないくらいにヘヴィーな過去を持っていて読んでてしんどかったですw小隊メンバーの絆も固く結束されていていいですね。次巻も楽しみです。
  • リプトン
    2013/09/04
    ここまでも面白かったですが、前巻までで小隊メンバーの掘り下げも終わりまた一気に面白くなってきましたね。全体的に重い展開でしたが、今まで謎が多かったタケル、そして妹であるキセキの過去が分かりつつ物語としても2人を中心にしつつも新キャラの登場や絡み合う複数勢力の思惑など盛り沢山な内容で進んでいきます。先が気になる引きですが、次にどんな展開が待っているのか読めなくて次巻が楽しみです。