フルスケ-ル・サマ-
発売日 :
2013/08/10
奇妙な少女たちとの出会いが変えた夏
夏の始め。転入生の少年・慶介は席が隣になった少女に懐かれた。教科書や地図帳にミリタリーだったりガ○ダムだったりな落書きをしていたその変な子の名は、春日野鮎美。昼休み、彼女に案内された先には――なんと自衛隊が有する90式戦車が!! どう見てもホンモノのそれを、鮎美はなんと“プラモ”だと言う。すごいけど迷惑なこれらの作品たちのせいで生徒会から目を付けられた模型部を守るため、慶介は協力を求められるが――?
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048918183
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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与太郎2014/04/2111本来は、もっとたくさんのエピソードが途中に挟まれてたんじゃないだろうか。ときおりある不自然なシーンカットが少し気になった。でも、面白かった。すべてを原寸で作ってしまう模型部。廃部の危機にあるその部活を再興すべく立ち上がった、少年少女のひと夏の物語です。生徒会に提示された条件で、成果を上げるためにコンクールへ挑戦するのが本作のメイン。趣味に偏った部分が多くいまいちキャラが不透明ではあったが、熱いものを感じさせる青春のストーリーはとてもフレッシュでワクワクしました。プラモデルって男の子だよなあ。
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アウル2013/08/1111ネタ系かなと思って読み始めたら部活青春ストーリーでした。展開的には」ロボノのROBO-ONEまでの所に似た感じがするなと思った。ちょっと無理やりなところもあったけれども全体的には結構良かった。
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1_k2013/08/168これは面白い。あえてカテゴリーを探すと、変な部活系に入るのだろうか。模型という名目ながら、実質的には工学ネタだった。展開も強引だが分かりやすい。個人的には、サイズよりも、ディーエレの装輪装甲車とか鼻血もの。しかし、いろんな実在の会社名出しちゃってるけど、いいんかいねえ?
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たこやき2013/10/107模型作りをする話だと思ったら、実物大模型を操ってコンテスト入賞を目指す話へ。もっとちまちまとした話を期待していたので(笑)、ちょっと違った感じはあるのだが、部活物としての「熱さ」は伝わってきて、楽しめた。ただし、動機付けが必要とはいえ、生徒会長とのやりとりに終始する第1章はやや冗長に感じたし、また、コンテスト辺りになると、3人(+1対)のヒロインの中のうちの2人の描き分けが弱く感じたり、なんていうところを思わずにはいられなかった。
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サキイカスルメ2013/08/187面白かったー!!正直、あらすじでロボと見た時に迷ったのですが(ロボットがあまり得意ではなく……)、うん、読んでよかった。きっと戦車やロボットが好きな方は、もっと楽しめるかと思います。学級委員長、生徒会長と真面目のお手本のような主人公慶介が、転校先で出会った女の子たちと原寸模型部を作るため頑張るお話。最初の青春ラブコメ部分も好きだけど、大会の話がアツかったですね。ヒロインはカスミと愛撫がよかったかな。最後の愛撫の頑張りには感動でした。でも一番目立ってたのはカスミだと思うの。いい青春ロボ部活ものでした。
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