首の姫と首なし騎士 誇り高き反逆者

発売日 : 2013/08/01
首なし騎士の命を賭け、ついに宿敵と対決! 危うい主従の絆は――!?
護衛騎士アルベルトが、兄王子クローヴィス殺害の罪で捕縛。衝撃にゆれる城内、シャーロット姫は長兄レイフォードと共に、騎士をはめたエルマー家の悪事を暴くために奔走する。だが、彼女の婚約成立は目前で…!?

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2014/01/26
    首なき国に新たな首か、それとも国の解体か。運命の四十日間が迫る中、首なし騎士が首を垂れる。それまで首以外は何でもあった、揃いの色が似合う胸、剣も私の手も握る大きな手も、擽ったくなる言葉さえ。真綿で締められていくシャーロット達の首。首なき国ならば、この首は喉は、一体何の為にあるのか。己に問うてみれば答えは出る。彼女だけが裁定する王の資格、首を糾弾する声、そしてあなたを呪縛から解き放つ方法。只一つ声が出せればよかった。私だけが許される事、あなたの名前を呼ぶ事。アルベルト。華麗なる反逆者は静かに、早春の花と共に
  • フキノトウ
    2014/06/03
    焦燥感を伴う緊張する場面が続き、読んでいてとっても息苦しかった。シャーロットの凛々しい姿に驚きました。そして、いつもと変わらないアルベルトの飄々とした言動にホッとします。やっと反撃を開始した!と思ったのにやっぱり、すんなりとはいかないみたいですね。でも、次の巻で決着とあとがきにもあったので気合い入れて続きを読もうと思います。それにしても、セシルとオーエン兄弟顔似てないですね。
  • みぃー
    2014/03/12
    エルマー家が憎らしいほど上手で、こちらの計画がことごとく潰されていく緊迫感が半端ない。前作もそうだったけど、読んでて本当に苦しくなった。そんな中でのアルベルトとシャーロットの再会シーンにはホッと一息つけた。
  • りん
    2015/01/20
    ネタバレあり
    ★★★★★洗脳されたアルベルトと、そこからのシャーロットとの再会に心底ハラハラドキドキしました。シャーロットが本当に強くなったなぁ。そして遂に自覚!!アルベルトやレイフォードの我慢の限界度合いが凄かった(笑)しっかし追い詰められた状態なのは変わらず…。早く続き読みたい!
  • 本夜見
    2013/08/06
    うはぁ…益々の拘束に閉塞感がハンパない。姫 どんだけ抑えつけられてるんだか。そんな中で出来る事をやってのける行動力も色んな意味での愛ゆえ? 徹頭徹尾 抑圧感の続く合間のわずかなふれあいが凄く甘く感じた。しかし ホントに次巻でカタがつくの? まだエルマー家の陰謀の底が見えてこないだけに疑わしい(…作者様があとがきに書いてるのに信用しないってか…苦笑)