私と彼女と家族ごっこ
発売日 :
2013/06/25
それは、いびつだけど温かい、決して家族でありえない者たちの家族の話。
小学校教師、鷹場季貴が教え子と駆け落ちし、転がり込んだ八十陰荘は変人の巣窟だった。さらにそこで、お互いのことを本当の家族だと思い込む現象が発生し――。偽りの家族が織りなす、不思議であたたかな物語。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048917797
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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coco夏ko10角2015/03/2923色々引っかかる部分はあるけど、環姫ちゃんが可愛いからもういいや。
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た〜2013/07/0222ネタバレあり結局のところ家族を求めていたのは環姫と季貴だけでなく八十陰荘に住む全員が無自覚に求めていたのではないだろうか。本当の家族と会って家族ごっこから抜けだしたのはそのことに気づいたからか。未回収の伏線が散見しているし、あのラストシーンからして人気が出ればシリーズ化のパターンかな
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ビシャカナ2014/05/3113小学校教師が教え子と恋に落ちて駆け落ちした先のアパートで、個性豊かな住人たちが意識が書き換えられたように皆が家族だと認識する。「家族ごっこ」が始まる。ストーリーや登場人物は突拍子もないが、舞台設定はしっかりしており、さらにテーマは誰もが無関係ではいられない家族について。不思議なバランス感覚だ。何もかもがハッキリとしないようだが現実感のある、白昼夢のようだ。それでいて暖かみを感じる。それにしても著者は庇護欲がそそられるようなヒロインがお好みなんだろうか。環姫かわいい。
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どらがあんこ2019/03/2710良くも悪くもどストレート。この速度はやはり良いですね。
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Yobata2014/11/1810「八十陰荘」というボロアパートに教え子の環姫と駆け落ちした小学校教諭の季貴。悪食家大学教授,剣術和美人,マッドサイエンティスト,色ボケ女にクズニートと変人の巣窟だった八十陰荘。しかしある日を境に、彼らは季貴と環姫を両親だと認識し始め…。歪ながらも温かい“家族”の絆の物語。小学生と逃げ出した季貴に対して違和感しか持てなかったな…。環姫の家出の理由も再婚の母親に弟の関係と舞台設定の割には普通な気が…。でも八十陰荘のメンバーと触れ合い,“家族ごっこ”をする中で成長し巣立っていくことができたのかな?→
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