機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ 中

発売日 : 1990/03/01
アニメ界の巨星・富野由悠季が織りなすオリジナル・ガンダム小説第二弾!
宇宙世紀0100年代。反地球連邦政府組織マフティー・ナビーユ・エリンを率いるハサウェイ・ノアは、スペースシャトルのハイジャック事件を通して、少女ギギ・アンダルシアと出会う。地球に降り、マフティーの本隊と合流したハサウェイは、最新鋭MSのΞ(クスィー)ガンダムを受け取るが、そこには対マフティー部隊のケネス大佐が迫りつつあった──。アニメ界の巨星・富野由悠季が織りなすオリジナル・ガンダム小説第二弾!

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みんなのレビュー

  • Die-Go
    2017/11/18
    図書館本。約30年振りの再読。Ξ(クスイー)ガンダムを駆るハサウェイ・ノア。彼は反地球連邦政府を掲げる「マフティー」の旗頭だった。テロ側に主役がいるってのも複雑な感じがするが、これはこれで面白い。中巻では、ハサウェイの両親も登場。今後物語にどう絡んでくるのか。相変わらず、ギギとケネス大佐との関係も微妙。下巻での結末ははっきりと覚えているので、そこまでの物語の過程を噛みしめたい。★★★★☆
  • 『よ♪』
    2019/06/15
    今度のガンダムもヒロインには翻弄される──ガンダム史上初のテロリストで、最も地味顔ヒーローのハサウェイ。だが、そこはやはりガンダム。ヒロインには翻弄されまくるのだ。インドネシアの島々からオーストラリアのダーウィンに。そこから更にエアーズ・ロックへ。舞台はめまぐるしく変わる。戦局気になる、あの子も気になる。昔も今も未来も同じ。若い欲望、抑制中♪こういう見方も楽しくて、出番の少ないガンダム乙💦終盤近くに漸く登場、ミライさんにブライトさん。息子の野望もつゆ知らず。どうなることやら、続きは下巻へ!
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    2025/11/05
    🌟🌟🌟🌟☆。2026年1月公開に合わせて読了。不法移民やテロリストを見つけ拘禁、コロニーへ送致、あるいはその場で処刑等を行う「マンハンター」。その存在はかつてのナチス・ドイツのSS、秘密警察と性格が似ている。それを今度のアデレード閣僚会議で合法化しよう、というのが彼等の目的。今風に言うとテーマは「分断」。それを阻むのが反地球連邦組織、秘密結社マフティー。話は救いがないくらい暗い。それから特に女性が生々しい描写が多い。それとは逆に南国の爽やかな雰囲気のアンバランスがとても良い。とても繊細な話。
  • Y2K☮
    2018/06/29
    はるかな未来の話なのに古く感じる。キャラが男も女もどうにも昭和なのだ。昭和というかバブル期。裕福な老人の愛人で更にハサウェイとケネスに二股を掛けるギギの気取り方が寒い寒い。ベッドに下着を置いて「アデュー、わたしのパトロン」とかダサ過ぎて鳥肌が立つ。冨野さん、以前に「ガンダム見ている暇があったら女を口説け」って云ってたけど「そんなに女を口説いたのなら、その経験をもっと小説に活かして下さい」と返す。これアニメ化するの? ならギギを外して、もっとテロリストの葛藤や政府に批判的な軍人の迷いにフォーカスすべきかと。
  • Die-Go
    2022/07/24
    図書館本。中巻と言うものは総じて中弛みとなりがちだが、個人的には面白かった。恐らく映像化される時にはモビルスーツ戦は昼間の描写が増えるだろうから、第一部のように夜の戦闘で何がなんだかわからない状態にはならないだろう。楽しみ。