ワングの逆襲
発売日 :
1989/06/01
昇進・結婚と順風満帆のタイラー提督。得意顔の彼を邪魔に思う軍の高官たちを出し抜いて逃げたものの宿敵ワングが!!
我らがタイラーと宇宙軍の男性全ての憧れの君、ユリコ・スターが3巻目にしてついに結婚。新婚旅行に…といきたいところだが、帰還命令が下ってしまった。暴走した新造戦艦「信濃」の破壊を命じられたタイラーはいつものごとく鼻歌混じりで出撃したが、なんと民間船を誤って撃ってしまい、作戦にも失敗したため、責任をとらされ2等兵に降格になったのだ。それもそのはず「信濃」には自我を持ってしまった人工知能と打倒タイラーに燃える元ラアルゴン帝国宰相ナクラ・ワングが手を握っていたのである。さらにワングはラアルゴン皇帝ゴザ16世を人質に取りドムをまで脅迫するのであった。果してタイラーはこのピンチを乗り越えてワングを倒すことができるのか。 ※本作品は電子書籍化にあたりイラストを収録しておりません。
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 528円(本体480円+税)
- ISBN: 9784829123195
- 判型: A6/文庫
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みんなのレビュー
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豚山田2014/04/048再読。中学生の僕を本好きに巻き込んだ自分的名著の三冊目。というよりここからが本シリーズの本当のスタートと言った所です。惑星連合宇宙軍(タイラー側)で秘密裏に建造されていた全長1.3km!もの史上最強の巨大戦艦が人工知能の暴走により反逆。宇宙全体の脅威となりつつあったが、肝心のタイラーは味方の奸計に嵌るなどして二等兵に降格、しかも獄中の身…絶体絶命の状況からの大逆転は本シリーズの華ではありますが、それがやっと始まったのがここからです。改めて読むとご都合主義は否めませんが、気持ちの良さは褪せてません。お勧め!
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洪七公1990/05/101読了
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九杯目2023/05/151ネタバレあり新戦艦『信濃』にのった人工知能の暴走と、元ラアルゴン帝国宰相ワングの反乱。危うしアザリンちゃん! そんな状況に巻き込まれる前のタイラーとユリコさんの結婚式… ヤマモトがタイラーを心配するの、第一巻での関係を思うと随分信頼関係を(タイラーは気にしてないけど)結んじゃって…と泣けてくる。タイラー、お前良い部下持ったよ! ユリコさんにハッパかけられてアザリンちゃんを助けに行くことを決意するシーンもいいんだよな〜。タイラーが今回のことで大出世して大将になってしまったのは今後が心配になるね…
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青海老2017/08/141いやもうスペースオペラにSFが入って、超イイ感じです。かませの再利用とかも最高。キャラクターが全部わっかりやすいし。やっぱこういうパロディ小説はわかりやすくなきゃあね。独自性を出そうとするとそこで固まっちゃうのよ。エンタテイメントはエンタテイメントで割り切って欲しいとこね。思想は思想。エンタメはエンタメ。同居もできるけど、こういう好きなことだけ書きましたってのはそれはそれで、唯一無二なのよ。頭からで読めてサイコー
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Snusmumriken2016/09/091ネタバレありなんかスタートレックから離れてきた。序列による艦の支配による誤射だの、人口知能だのどちらかというと普通なSFに。同窓会的に集まり、人に成り下がった人口知能に勝利する。そして、遂に大将に。ここからが長いんだ(^^)
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