魔法科高校の劣等生 8 追憶編

発売日 : 2012/12/10
司波兄妹の絆、その謎に迫る禁断のストーリー!
今から三年前。司波深雪にとって、忘れられない出来事があった。それから、深雪は変わった。兄との関係も。兄に向ける、彼女の心も――。
 中学一年生の司波深雪は、自分の兄が苦手だった。一体何を考えているのか分からないから。家族でありながら使用人同然の扱いを受けているにもかかわらず……全く意に介さない。兄と目が合えば、深雪の口からは、不機嫌な声が出てしまう。
 そんな妹に、『ガーディアン』として完璧に付き従う兄。そこには一切の油断もミスも無い。そして、一切の感情も。
 理不尽だとは分かっていても、深雪は兄に苛立ちをぶつけることしか出来なかった。自分の、ただの我が侭だと分かっていても。
 今とは全く異なる、達也と深雪の関係と、その心の中――。三年前、沖縄で起きた『出来事』によって、二人の心と、その運命が、大きく変わっていく。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784048911580

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みんなのレビュー

  • いーたん
    2015/05/06
    なるほどなるほど。今まで疑問だったことがこの1冊でだいたいスッキリ。 四葉家当主の真夜やその周辺の人物はきな臭くいけ好かない印象でしたが、四葉家の悲劇に端を発していたのであるなら、ガーディアンとか仕方ない部分もあるのかもしれませんね。世界情勢や四葉家の後継者問題や、いろいろな思惑や暗躍が今後も達也と深雪、周りの友人たちにどのような影響を及ぼすでしょうかね。楽しみです。
  • Susumu Miki(Dik-dik)
    2015/12/03
    アニメでも達也が大亜連合軍を吹っ飛ばしてた場面は描かれていたわけですが、その詳細がわかる巻。ただし現在から回想している形式で書かれているため、現在側でも次巻に続く新情報が司波兄妹に叔母の真夜からもたらされます。それと四葉深夜・真夜姉妹関連の過去話。ストーリー全体から見ても、わりと重要な巻と思われます。
  • 芳樹
    2021/04/28
    【再読】表紙のまだ中学生の深雪が可愛らしいですね。さて、舞台は三年前の沖縄。今とは全く異なる兄妹の関係。どんな出来事があって、現在のような関係になったのか。深雪と達也の回想という形でそれが明らかになる、まさに「追憶編」でした。また司波達也という魔法師の本質が語られる重要な回でもあります。調整体魔法師やガーディアンの過酷な運命に戦慄。追憶編ということで深夜と真夜を襲った悲劇と、四葉家が「アンタッチャブル」になった理由も明らかに。彼らを敵に回してはいけない…。
  • Yobata
    2013/08/26
    横浜事変後、四葉当主真夜に本邸に呼ばれた司波兄妹。そこで深雪は三年前を思い出す。兄・達也がガーディアンとして機会的に深雪を守っていた頃,達也について何も知らなかった頃の沖縄での出来事…。司波兄妹の過去編。深雪が達也にツン状態でブラコンじゃなかった頃の話で、いつもは達也視点が中心だけど、この追憶編は深雪が語り部。深雪の胸の内,そして段々と達也の神秘に惹かれていってブラコンになっていく様が面白い程描かれているw深雪が達也に“あの人”とかツン態度とってるのが超新鮮wそして呼び方が“あの人”から段々と→
  • sibasiba
    2014/06/04
    ネタバレあり
    三年前の沖縄についての回想、或いはどのように深雪が素直じゃないブラコンから信仰者となったか。回想部分が基本的に深雪視点で進む。当然ながら子供っぽいが兄に対して非常にツンデレでポンコツ。「これではまるで私がブラコンみたいじゃない!」って完全にブラコンですと思わず突っ込む。巻末の短編も含め四葉の異常性を強調するが身内に対して情の深い描写が達也に対する扱いから妙に思えるが、やはり達也の出生自体にまだまだ秘密があるみたいだ。精神改造についても深雪に話したのが正しい情報か微妙だし。