ノ-ブルチルドレンの愛情
発売日 :
2012/08/25
現代のロミオとジュリエット、儚き愛の物語、最終幕。
そして、悲劇は舞い降りる。心を通い合わせた舞原吐季と千桜緑葉だったが、両家の忌まわしき因縁と暴いてしまった血の罪が、すべての愛を引き裂いていく。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048868075
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みんなのレビュー
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た〜2012/09/2562緑葉の性格から彼女がやろうとしていることは頭首になることが運命づけられた時点で予想はついたけれど・・・いや〜、緑葉すげー。そこまで現代のロミオとジュリエットに徹しますか。それから麗羅の「明日、手始めに米原吐季を殺してやるよ」には痺れた。ただ物語とは直接関係ないけど民法が変わったという件だけは不満
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dr20062018/06/2861「これが緑葉の愛情なんだ。」とても良かった!結局、このシリーズ4巻通しで一気読み。特に起承転結の「結」であるこの最終巻は、不可逆的に展開した様々な思いや事象が丁寧に回収され、見事に結ばれている。シリーズの一気読みは初めてだったが、ストーリーや登場人物の心の動きを忘れずに読めるという利点があるし、壮大な作品の結末の秀麗さをより深く感じられると思った。作者のあとがきによれば、このシリーズは助言により再構成されたとあり、リンクする花鳥風月シリーズを読み直したいと思った。スピンオフ短編集「追想」も是非読みたい。
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夢道場2014/11/0861完結編、高校時代からまさか20年近くの時間経過するとは、しかも主役の一人緑葉が後半300ページ位まで全然出てこなくひたすら吐季の苦悩の日々が続く、どうゆう結末になるかが気になって後半は一気読み。
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Moemi2016/01/1559ネタバレあり久々に再読です。初めて読んだ時は、悲恋を期待していただけに、結末にかなりショックを受け、しばらく胸のドキドキが止まりませんでした。時間が経った今でこそやっと、この結末に納得できます。これから先の未来に想像の余地を与えてくれるような終わり方をしてくれたことに、感謝でいっぱいです。
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みさき2012/08/3055ネタバレあり吐季と緑葉の初恋が、彼らが願う形で叶う結末であるよう祈るような気持ちで読みました。叶うことだけが恋じゃないから・・・的な終わり方でも受け止める覚悟でしたが、やはり吐季と緑葉が共に愛と幸福を感じながら生きていけるのが一番ですからね。残酷な運命に心が傷だらけになっても愛することを止めなかった吐季と、愛の為に理不尽な運命と戦い勝利した緑葉。桜の下でキスした後の緑葉の様子が微笑ましくて可愛かったv現在の民法では夫婦別姓は認められていないけど、そこはフィクションということで(笑)。色んな愛情が詰まった物語でした。
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