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角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火2012/09/1942御簾越しに触れた手が、驚く程白くて細かった。大事にされているからじゃなくて。小さくて愛しくて護りたいと思った。あの時と同じ意味で、そして違う意味で。あの日二人を隔てた御簾をこんなにも今有り難く思う。呼びたかった名前の代わりに呼ぶ花の名、声なく泣いた美しい顔、それでも待っていてくれる事。手が届かなくて良かった。触れたら、見つめあえたなら、あの日の君の願いを押し潰しでも、自分の気持ちを押し通して抱き締めてしまうから。俯いた頬を染める淡い色、震えた声の理由が、同じなら。それを人は、恋と呼ぶと、今はもう知っている
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のほほん@灯れ松明の火2012/08/3021表紙を見てビックリ。昌浩大きくなりましたね…。なんだか感慨深いものがあります。そして安倍家の親子喧嘩、スケールが違います。壮大過ぎます。本編のほのぼのさとは裏腹に、冒頭の予言がとても不穏で、次巻からの展開が少し怖いです。じい様にはいつまでも元気でいてもらって、彰子と幸せになってほしいのになぁ。
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☆キコ☆2019/08/2719本当に本当に大好きなこのシリーズ。尸櫻編スタートということで、平和な雰囲気を楽しめました。個人手に押している成親と昌浩の絡みや、もっくんの軽快な言葉も読めて大満足です。ですが、彰子と御簾のくだりはとても悲しくなってしまい……。幸せな2人がいつか見れたらと思います。
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紅(mokomoon)2014/07/1418購入☆戸櫻編1 珍しく一冊のまるっと序章のような(^_^;) いきなし敵対??が壮大な親子喧嘩(*^^*) が、現実となるのか件の予言…… 懐かしい面々や昌浩の昌浩らしさと青年ぶりホットします(*^^*)
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ダージリン2012/08/03183年後の昌浩、一気に立派な青年になりましたね~。帰京しての数々の再会が嬉しかったのですが、彰子(すっかり、藤花になりましたが)との再会シーンで、妖車達に乱入されてしまったのがちょっと不完全燃焼感あり(笑)。清明様と陰陽寮との対決はただの親子喧嘩のはずが、この引きは一体!
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