チェンライ・エクスプレス

発売日 : 2012/05/10
半熟な人外たちが紡ぐノンストップアクション!!
人造人間の少年は、事故で失った人間の心を取り戻したかった……。 出来損ないの魔女は、恋の魔法を覚えて少年の心を奪いたかった……。 これは、チェンライ王国に蠢く欠点だらけな人外による欲望物語。 死神はカマを奪いかえしたかった。狼男は金と宝石を手にしたかった。 人魚は黒歴史を隠し通したかった。吸血鬼はある女の血が欲しかった。 化け兎は愛する男を殺したかった。アンデッドはずっと死にたかった。 謎の男は皆の願いを叶えたかった。 ── 誰かの願いが叶う満月の夜、切ない感動のドミノが傾き始める。 人ならぬ者が織りなす新機軸の極東ファンタジー、必読!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048865586

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みんなのレビュー

  • 1_k
    2012/08/11
    いわゆる今風のラノベとは異なるタイプの、昔の電撃にありそうな作風。しかも群像劇。これだけでかなりハードルが上がっちゃってあっという間に駄作になりかねないのだが、一つ一つのエピソード・人物そして背景設定がきちんと作りこまれているので十分楽しめる良作に仕上がっている。さすが電撃やね、作者さんの実力も確か。ただし、どちらかというとMW向きな気がするけれど?
  • ハルクイン
    2012/05/30
    アジアの小国チェンライ王国を舞台にした群像劇。とても楽しかった。それぞれの思惑や願いが交錯して物語が紡がれていくのは好きだな。シリーズ化してくれるかはわからないけど、彼ら彼女らにはまた会いたいなぁ。
  • ごぅ。
    2017/03/11
    人外たちの群像劇でした。それぞれの思惑が絡み合って解れて千切れて、、でも結局あの人の手綱どおりで、、、面白かったです。。荒っぽい文章も感情が残ってるような熱さがあったのですきですね。。。
  • 健太郎
    2015/05/26
    世界観とキャラ設定は好みだし、トウア&マナのやり取りが可愛い。しかし残念ながら、ストーリーはあまり楽しめなかった。群像劇としては失敗している気がする。存在意義の薄いキャラクターもいて、「ここでつながるのか!」というワクワク感もなく、話の先が気にならなかった……。雰囲気はすごく好きなんだけどな。最終選考作、ということだけど、ここ4~5年の受賞作&拾い上げ作品を読んだ印象では、やはり受賞作とそれ以外には明確に差があると思う。好みに合うかどうかは置いといて。
  • ころん
    2012/05/22
    常夏の小国、チェンライで繰り広げられるドタバタ劇。小さな魔女は心を失くした少年に恋して、死神は愛用のカマを探す。カジノでは狼男とアンデットが悪巧みして、ウサギは愛する人を殺すために吸血鬼を利用する。人魚は占い師に扮して、博士は孫の心を取り戻すために実業家と手を組む。荒削りな部分もあるけど、予想もしないきっかけでキャラ達が繋がっていくのを見るのはやっぱり楽しい。群像劇の醍醐味。人間と人外が入り乱れ、血が流れ、ビルが倒壊するけど、最後はトウアとマナの物語で終わってくれて心がほっこり。菲とイアン好きだなぁ。