ノ-ブルチルドレンの断罪
発売日 :
2012/04/25
現代のロミオとジュリエット、儚き愛の物語、第三幕。
舞原吐季と千桜緑葉。決して交わってはならなかった二人の心が、魂を切り裂く別れをきっかけに通い合う。しかし、その未来には取り返しのつかない代償が待ち受けていた。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 583円(本体530円+税)
- ISBN: 9784048863698
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みんなのレビュー
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dr20062018/06/2663ネタバレあり悲哀に満ちた断罪、第三弾<こんなにも駆け足で人生は崩壊していくものなのか>今作はまさに起承転結の「転」だ。新部室の取り合いがきっかけで出会い、確執の両家にあって千桜緑葉と舞原吐季は紆余曲折恋に落ちたのだが、一方その身辺では彼らを引き裂くに十分な伏線が脈動していた。苦渋の情理に満ちた伏線上に佇むのは、緑葉に最も親しい桜塚歩夢と長谷見芽衣だった。登場人物が増え家系図や人物関連図を思い描くのが大変になってきたが、もう止められない。積読が幸い、まんまとシリーズ通し読みかぁ、と思うと面映ゆい(笑)
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Yobata2015/05/2155吐季と麗羅が決別し、吐季と緑葉の仲も舞原家,千桜家の因縁によって責め立てられる日々が続く。そんな糾弾も目にかけない緑葉に吐季は事故ではなく殺人事件となった長谷見芽衣の事件に関わった事により終末が近づいていく…。ノーブルチルドレン第3弾,歩夢の「断罪」。友情を失った分,心の中で大きな存在となった緑葉とのやり取りは優しさと安らぎを帯びてきて、吐季の態度も寛容になり緑葉に惹かれていってる様子は微笑ましいものの、血の因縁は想像以上で、旧家の一族内の因縁,妄執はこんなにも根強いものなのか…。千桜の母も舞原の継母も→
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散桜2014/01/2355再読!緑葉と歩夢の関係に驚愕……!!(゜ロ゜ノ)ノまさか…いや、その関係も好きですが!騙された!重い…けど、この先に希望があることを願って。吐季と緑葉の未来が幸せでありますように!
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Moemi2016/01/1553久々に再読です。悲劇に向かって盛り上がり最高潮、といった感じで、個人的にはとても好きな巻です。緑葉と歩夢の関係の真実については、ちょっと無理があるんじゃないのかとも思いますが、綾崎さんの作品を読む上では、そんな細かいことは気にしてはいけないのです。いつの間にか吐季も緑葉のことを好きになっていたことに少々疑問を感じつつも、かなり感慨深い。
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た〜2012/09/2249こ、ここで引きますかー(汗)前作、前々作からの伏線を見事につなげつつ謎を多数ぶちまけて最終巻に続く、どきた。
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