シャロン 死者は神を語らない

発売日 : 2012/03/26
19世紀末のパリの街で起こる連続失踪事件。 遺体修復師のシャロンが辿り着いた真実は……。
ガス灯が光り輝く19世紀末のパリ。華やかなその街で、若い女性が次々と姿を消す連続失踪事件が起こっていた。 警察の捜査が難航するなか、パリ随一の腕を持つ遺体修復師シャロンのもとに美しい少女の死体が運び込まれてきた。他殺と思しき無残な亡骸に語りかけ、処置を始めようとしたその時、シャロンはある異常に気がつく。 少女と失踪事件の謎。それに意図せぬ形で挑むことになったシャロンの行く手に、パリを蝕む漆黒の闇が立ち塞がる。 過酷な運命と共に神の奇跡を宿した青年が、辿り着いた真実とは……。

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みんなのレビュー

  • カナン
    2015/02/27
    再読。19世紀パリの遺体修復師という設定と表紙に惹かれて購入。絵と序章の雰囲気でクールビューティー系主人公だと思い込んで読み始めたら、意外にも21歳らしいぶっきらぼうで天然気味な男の子でした。可愛らしいです。内容も予想とは全く別方向へ展開し、物言わぬ死者と向き合う仄暗く湿っぽいミステリ…ではなく、「気付いたら美青年や美少女や終いには女装執事(何故?/笑)までもがレイピアやサーベルを振り回し銃でドンパチやらかしていた」というなかなか騒々しい内容です。シャロンを取り巻く男性陣が曲者ばかりで…主人公頑張れ(笑)
  • つたもみじ
    2016/05/11
    遺体修復師に興味を惹かれたのだけど、そちらに関してはサラッとでした。19世紀末の巴里。華やかな街にある影。少女の連続失踪事件が起きているこの街で、遺体修復師シャロンのもとに美しい少女の死体が運び込まれるが…。少女と失踪事件との関係は。どのキャラも個性的というか派手で、展開も早く、面白かったです。ニーナはもう少し人の話をちゃんと聞いて、考えて行動してくれればなと思うけど。そしてシャロン自身や父親の謎は解かれていなくて、それは続編で語られるのだろうか。人の皮を被った悪魔に悪魔と罵られても困っちゃうよねぇ。
  • のいじぃ
    2013/11/07
    読了。これは遺体修復師の物語ですか?いいえ、奇蹟の力を宿したネクロマンサーの物語です。そんなおふざけはさて置き、理科室の人体模型に抵抗がある方はご注意を。ズルッときてヌルっときます。舞台も登場人物達も悪くはないと思うのですが、シャロンの言動に対し不手際が目立ち、正義感よりも勝る好意で迷惑をかけるニーナにも好感が持てませんでした。彼の周りもテンプレのような面々が揃い、これといった面白さを見いだせないまま、続刊へ。安っぽい狂人と少女にも残念な思いが残りました。どちらかと言えば電撃寄り、ですかね。
  • きゅーま
    2013/02/27
    19世紀末のパリで少女連続失踪事件が起きる中、遺体修復師シャロンのもとに運ばれた美しい少女の死体…と思ったらまだ少女には息があり、さらに目覚めた少女は記憶を失っていて、シャロンは少女にリュシーと名づけ共に連続失踪事件を追うことになるが… ゴシックホラーファンタジー、なかなか面白かったです。リュシーあんなことになってしまったけどやっぱりかわいい。小悪魔ロリ万歳。どのキャラクターもとっても魅力的で楽しかったです。特に盲目の退役軍人ミシェルと女装メイドのジルのコンビが好き。
  • ダージリン
    2012/04/02
    表紙買いで(笑)、予期せぬ面白さでした!19世紀末のパリが舞台で、主人公は遺体修復師で訳ありの体質で、その友人・知人が魅力的で・・・と、もっと追究したいので、続編希望です!