探偵・日暮旅人の贈り物
発売日 :
2011/10/25
『愛』を探す探偵の物語、感動の最終巻。
陽子の前から姿を消した旅人は、感覚を失うきっかけとなった刑事・白石に接近する。その最中、白石は陽子を誘拐するという暴挙に出て!? 旅人は『愛』を見つけ出すことができるのか――。感動の完結巻!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048709941
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みんなのレビュー
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よむよむ2017/03/1782ネタバレありシリーズ第4彈。あとがきによるとこれで最終話となっていますが、書かれたのは6年程前なので事情が変わったのでしょう。続編出てますね(^o^;) なので、一先ず完結です。旅人の悲しい過去、雪路との因縁、そして灯衣の出生が明かされ、旅人のまわりの人達は驚愕する。自分の人生を狂わせた犯人と死ぬことを一度は選んだ旅人だったが、まわりの人達の愛を知り生きていくことを選び直しホッとしました。ライトノベルなので軽く読んできたが、灯衣と母の話には涙が滲んだ。続編まだ6冊もあるので、旅人にはもっと幸せを掴んで欲しいと思います
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papako2019/01/2876一部完結?旅人の過去の事件ははっきりして、敵との対決!その旅人の肩には見慣れない鞄が。旅人は誰も許さないけれど、自分にも厳しかった。殺人ではなく、自殺に巻き込もうとする。旅人の父親の事件もユキジの父親との関係も明らかに。旅人は誰を狙うのか?しかし白石は許せない。自分は巻き込まれただけって!ありえない!そして旅人を引き止めたのは、過去のあの子の声だった。ホッとしました。テイの母親の話もとても辛い。素敵な親子はなれたはずなのに。しっかり罪を償ってほしい。しっかり最終巻と書かれてる。何があった?続きます。
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吉田あや2017/05/0472「死ぬために生きてきた」。視覚以外すべての感覚を失い、大切な人も奪われた旅人が人として生きていく原動力は「復讐」。旅人の悲しみと見てきた世界の暗さは重く苦しい。事情は違えど、人生のすべてに裏切られ、苦しみの中生きてきたテイちゃんのママ。ロストが作られたいきさつや、それにまつわる詳細、それによって狂わされた人達。愛は救いであり、絶望でもある。2ndシーズンでは、辛かった旅人の苦しみが癒えていく姿を見れるといいな。
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Ikutan2016/08/3069いよいよ、今までの謎や旅人の過去が明らかに。今回は、前回まで大きく拡げた風呂敷をあちらこちらから畳んでいくストーリー展開。これには、ついていくのに頭もフル回転。薬物やヤクザなどの裏社会から警察や政治との癒着などどんどん大きなスケールに。当初の穏やかなストーリーからは想像のつかない内容でしたが、意外な人物との繋がりやハラハラした展開で、きちんと収束。お見事でした。テイちゃんのお母さんと旅人の関係などは最後まで思いもよらない内容だったなぁ。彼の能力は変わらないようで、物語はまだまだ続くみたい。これは楽しみ~。
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風里2013/06/0869旅人の過去と、それに繋がる過去が一挙に並ぶ。 灯果を責めることは出来ないけれど、それでもどこかひとつでも綻びが出来なかったものか。 陽子先生に救われる旅人にほっとした。
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