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角川ビーンズ文庫の新刊
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ひめありす@灯れ松明の火2014/02/1668シャルとラファルと妖精王の確執におぉっとしたり、シャルとアンの切ない両片想いにはぅっとしたり、ペイジ工房の職人魂にわぁっとしたり色々賑やかな一冊でした。が、一番印象的なのはブリジットの成長です。工房長のグレンさん凄くいい人だけど、ちょっと表し方を間違えたちゃったかも。娘を遠ざけたけれど、きっとブリジットにとっては寂しいだけだったんだろうな。諸々軽々飛び越えて見えるアンが羨ましくて憎らしかった。職人と一緒に作業する嬉しそうな彼女の姿に心が弾みました。神聖際、すごく綺麗だったんだろうな。再現を見てみたいです。
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せいや2016/01/0335ネタバレあり★★★★☆ 良かったぁ。ラファルはまだ生きてそうでちょっと怖いけど、新聖祭が無事成功して、工房の未来も見えてきて、とりあえず一安心。被害にあった人達(オーランド含む)は可哀相だけれど……。ブリジットが無事で、変われそうなのは良かった。アンはこれからどうするのかな? キースはいい人だけど、最後の申し出は受けてほしくないような……うーん。 ところで、登場人物紹介にヴァレンタインの名前だけない誤植が気になる。さすがにこれは直してあげて……!
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ダージリン2011/10/2034急にファンタジー色が濃くなって(妖精王とか)面白かったです。ラファルの野望が退けられたけれど、絶対生きのびてる気がします。備えなければ!(笑)。そしてジョナスが更生し、キースは微妙な申し出を・・・(笑)。ラファルの余計なひと言は気にせず、ラブを進めてほしいのだが、相手のために引いてしまうのが切ないな~。
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翔(かける)2018/01/2233第6巻。祭を彩る砂糖菓子を作ろうとした矢先、妖精ラファルに捕えられてしまうアン。ラファルの目当ては、妖精の命を長らえさせる砂糖菓子を作る銀砂糖師(アン)と弟分の貴石妖精シャルでした。妖精王を継ぐ者として人間を襲うラファルですが、妖精を自由にするんだと言いながら、仲間の妖精の片羽を奪って支配するという独裁者でもあります。憎しみと支配の連鎖について考えさせられる巻です。これで終わるわけがなさそうなので(笑)、今後妖精と人間がどういう関係を築いていくのかますます楽しみになってきました!ペイジ工房編、完結。
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藤月はな(灯れ松明の火)2013/03/0833「妖精を人間から解放するため」と銘打ちながらも妖精の羽を取り上げるラファルの双方への復讐が哀しいです。黄玉石、黒曜石、金剛石と妖精王の縁による「自分は特別」ということは心が凍てついた頃には支えになった筈。それでもシャルはアン達と過ごした一年を基に選んだのが嬉しいです。でもラファルの事実と言う名の「呪」は両片思いの二人を縛ってしまいましたね・・・・。エリオット達もアン達を助けたくとも職人の仕事を全うしなければならない焦燥も辛かったです。とにかく、一歩、踏み出せたブリジットとオーランドに幸あらんことを。
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