バカが全裸でやってくる Ver.2.0

発売日 : 2011/09/26
僕は売れている本が、作家が憎い。なぜなら、僕の本は売れないからだ。
ついに僕はデビューした。ずっと夢だった、憧れの職業。小説家になった。すべてがバラ色、これからは何もかもがうまくいく……はずだった。デビュー作の 『バカが全裸でやってくる』 は、売れなかった。それはもう悲しいほどに。そして僕の小説家人生はまだ始まったばかりだった。担当編集から次作に課せられた命題は、『可愛い女の子を出せ』。まてまて。なんだその意味不明な無理難題は。好きなものを好きなように書くのが小説家じゃないのか?業界を赤裸々(?)に描く問題作登場。

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みんなのレビュー

  • みっちゃん
    2016/01/07
    書きたくて、書きたくて「小説家」になったのに。自分の書きたいものと、読者が喜ぶものがどんどん、離れていく。もがく、のたうち回る。「逃げないようにパソコンを載せた机の脚と自分の足を縛る」もう、これは荒行としか…読んでいて胸が苦しくなる。作者の入間人間さんも、こんな命を削るようにして、世に作品を送り出しているのだろうか。でも、罵詈雑言の限りを尽くしながら、彼らの会話には優しさと暖かさが滲んでいた。ただ、あとがきのネタバレは必要だったのか。ちょっとわからん。
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2012/02/08
    程よく売れている作家で、年四冊出して、年収が安いサラリーマン(つまり私だ)と同じくらい……そうか、うん。高いのか安いのか、商業作家になった事も締め切りの苦しみも味わってないので、よくわからない。またこの人の作品もこのシリーズ以外は読んでいないので、何の事を言っているのかよくわからなくて、ただ青年の成長譚のように感じながら読んだ。あとがきに至るまで全く気がつかなかった私の間抜けさ。いや、時系列がおかしいことには気づいていましたけど……!『大好きだ』という僕の言葉が、どうか入間さん自身の言葉でありますように。
  • Yobata
    2011/10/30
    念願の作家デビューした僕。大賞は逃したものの、大賞を獲得した伊次原幸子をライバル視し続編に臨む…筈だったが、デビュー作は売れず、新シリーズは担当編集からの指令で「可愛い女の子を出す」作品に挑む事に…。小説家になったのに好きなものを書けない僕は…。なんか話が噛み合わないというかキャラの齟齬があると思ったら、あとがき読んでそういう事ねとw今回は、橘川英次と前回登場した作家が僕と甲斐抄子,そして新しく登場したライバルの伊次原幸子というその後の話をリレー小説の様に描く。伊次原幸子とか各章で別人だったからねw→
  • KEI
    2011/11/06
    購入。オフ会でFさんに「読みました?」と聞かれ、読んでなかったので早速。今作もまた凄いらしい。―――うん。面白い。これどこまでフィクションなんだろう。人気作品の引き延ばしは十分に考えられるから『電波女~』のくだりはあり得るし。実際に受賞してなくて『みーまー』でデビューも事実だし。オフ会で少し話したけど、連続刊行も確かにしていた。ということで、この感想を書いてる間にやっとこの物語のカラクリがわかった。つまり五章とあとがきを書いてるのはあの人で、ふむふむ。ごちそうさまでした、っと。
  • Hatake
    2018/10/20
    構成のトリックが意味不明。必要なのか?あたかも複雑な作り方をし、あとがきで謎解きや謎かけをしている風だがそれとても創作なわけで。読後感がそこにばかり消費されてしまい勿体ない。話は面白かったし何より甲斐抄子が素敵過ぎる。というか、2巻と知らずに初読みしたためさらに混乱。全裸で過ごす癖は瞬く間に終わったのか?バカは何者?1巻読んでないと意味不明なようだ。失敗した。それでも甲斐抄子カワイイ。知人の漫画家さんが「大ヒットを1本だすより20年続ける方が難しい」と常々言っている。