カミオロシ 縁結びの儀
発売日 :
2011/06/10
『付喪堂骨董店』 の御堂彰彦がおくる、伝承系ファンタジックホラー
神社にまつわる恋愛成就のおまじないの噂。その神社に課外活動で玖流緋澄と識読美古都は訪れる。学年で双璧をなす秀才、才媛の二人だが、顔を合わせば皮肉の応酬となる間柄。おまじないとは無縁の二人だった。だが、神社に訪れたほかの生徒たちは違う。おまじないを信じ、互いを意識する生徒たち。だが、そんな浮ついた空気は一変する。 他愛のない恋愛成就のそれが、次々と死をもたらしていく。それは呪い、それとも ──。謎に迫ろうとする緋澄と美古都の二人が知る真実とは!?
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048705585
シリーズ作品
一覧で見る
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
そのぼん2013/09/0257おまじないがきっかけで展開していくストーリーでした。甲田学人の作風と似ている気もしましたがあそこまでのグロさはなかったかな。その分、何もかも薄味になった気もしました。でも、悪はなかったのでまた続編も読んでみようと思います。
-
カインズ2011/06/2318【皮肉のやり取りが楽しいホラー】おまじないを軸として次々と人が死に、混乱していく精神を描いた小説。玖流と美古都の小気味良いやり取りが非常に楽しい。クールだけれど弟への過保護っぷりを見せる玖流、皮肉屋ながら暗い所が怖い美古都と一見完璧のような二人にも可愛い点があり親しみが持てる。イラストも和風な雰囲気を漂わせており、本書のテーマにマッチしている印象。玖流や美古都の過去や神崎の背景等が非常に気になる。
-
与太郎2011/06/1417ビックリするぐらい面白かった。八百万の神々、神道、おまじないなどをテーマとしていて、印象としてはホラー+オカルト+ミステリという感じ。超常現象のように思わせておいて物理的な解釈をつけるのかと思えば、超常現象はあくまでも超常現象で、それを踏まえてミステリに仕立てていたのがすごい。皮肉を言い合ってばかりのくせに他人よりは特別な存在に位置づけていて、けれどお互い相手を(特に美古都が)本当はどう思っているのか見えそうで見えない二人の関係性が癖になる。カップル萌えには堪らない一冊でした。次巻にも大いに期待。
-
ころん2011/06/1314すっごく読みごたえがあった1冊。ホラーあり、ミステリーあり、オカルトありで、おなかいっぱいです。そして何より、玖流と美古都のふたりがすごく良い!皮肉ばかり言い合ってるのに、仲良しだなぁこのふたり。お互いにわかりあっているようなやりとりがたまらないです。今後は、このふたりとスナオ、刑事さんを中心に話が進んでいくのかな。他のライトノベルにはない雰囲気を楽しめたので、これからも楽しみな作品です。
-
半熟タマゴ2011/06/1513前作が素晴らしかったので今作も期待。玖流と美古都の関係がいいね。二人のやりとりにニヤニヤ。伏線もしっかりはってたからこれからもっと面白くなりそう。
powered by
レビューをもっと見る