七姫物語 第6章 ひとつの理想

発売日 : 2011/06/10
遠くまで来ました。でも、もっと先を見てみたい ──。
七つの宮都市が割拠する東和の地は、時代の変革期にあった。
 争う理由を探し出し、異なる未来図に戦いを仕掛ける一宮、二宮の大連合軍。双子都市に向けられた中央の大軍に、各地方都市の寄せ集め軍は結束を示す。動乱の最中で、各都市が掲げる平和の巫女姫達は、それぞれの意志を語る。定まらぬ世界のかたち、幾重にも交差する姫影、夏草が匂い立つ季節の中で、複雑に混じり合うのは東和の模様。そして、一番小さな最後の姫、東和七宮空澄姫が見る世界と人々、その眼差しと笑顔のための物語。第六章開幕。
 ※【電子特別版】として過去「電撃hp SPECIAL 2004 SPRING」に掲載された『七姫物語 挿話 向日葵の光景』と「電撃hp SPECIAL 2004 AUTUMN」に掲載された『七姫物語 東和紀行 晩夏、そして早風』を収録しております。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 781円(本体710円+税)
  • ISBN: 9784048705523

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みんなのレビュー

  • YO-HEY@紅蓮ロデオ
    2011/06/26
    遂に完結したか、こいつらは、これからも、理知的に無茶をしていくんでしょうね!それにしても、最後までぶれずに綺麗だった。本編は、完結、綺麗でした。あとは、それぞれのお姫様の話を外伝的にみたいですね。
  • ダージリン
    2012/02/14
    それぞれの宮姫たちと周りの人々の政治的駆け引きやら戦やらを、ドロドロせず、飄々としたタッチで描かれ、綺麗なラストでした。複雑な内容なのにキャラクターを通すとわかりやすく、それぞれの思惑を楽しめました。七宮陣営が特に好みですが、なぜか各国の要人に愛される(笑)エヅ・ヨウトが面白かったです。
  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
    2011/08/23
    時代は大きく変わろうとしていた。一宮と二宮は手を結び歯向かう都市を力でおさえつけようとし、その他の地方都市は同盟を結びその圧力に対抗しようとしていた。果たして・・。シリーズ第6弾。いよいよ完結。それぞれが与えられた象徴としての巫女姫役を演じている。そんな中で翡翠姫が一番役者としての演技力が求められているように感じました。前巻を読んでから間隔が開いた為、登場人物をなかなか思い出せなかったのが残念。機会があれば全巻一気読みしたいです。ラストは予定調和だったかな。★★★★
  • 幸音
    2015/12/31
    一宮二宮連合軍と五都同盟。翡翠姫は誰よりも宮姫らしくない人のように思う。本人の意思関係なく踊らされたエヅの立ち位置好きだな。p316でエヅが言いたいことを言って、翡翠姫について新たな発見に繋がった。p336「私は永年、上を見ていたいと思っています」にもあるように大人を見上げるのが好きな空澄の想いが一貫していた。p379「生きていると自分では説明しきれない繋がりもある。それも人生なのかな」p283「三宮様が殿方でしたらと思いますと、色々と残念です」やp420「妹がほしかったのですか?」が微笑ましすぎる。
  • 2020/03/04
    電子書籍。読み放題。えっこんなところで終わるの??もう少し読ませて??と思わず言いたくなる感じだが、これにて完結。宮姫たちの関係性やら考え方やらがとても良かった6巻。常盤姫に抱きつく双子宮かわいい。とうとう黒曜姫と空澄姫としてふたりが出会う場面良い。電子書籍限定の短編、良かった。こんな感じでヒカゲさんの話も書いてほしい。