かめ探偵K
発売日 :
2011/05/25
奇想天外な謎(?)をかめ探偵は甲羅の中で推理する
街はずれに、寂れた博物館が建っていました。なんの変哲もない建物ですが、その屋根裏部屋には、亀が住んでいるのです。部屋の扉には、クレヨンでこう書かれています。「かめ探偵K」。 かめ探偵Kの仕事は3つ。1つめは 「甲羅干し」。2つめは 「かめ体操」。そして3つめが 「謎解き」。依頼人が持ち込んでくる奇想天外な謎を、かめ探偵Kは甲羅の中で推理していきます。はてさて、どうなることやら……。 SF作家・北野勇作が紡ぐ、どこか懐かしい、でも近未来の小さな小さなおはなし。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048705592
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
ハイランド2015/07/1859ネタバレありかめくんがあんまり面白かったので読んじゃった。言い訳が多くてユーモラスなナツミの語り口に騙されてはいけない。ユーモア小説じゃない、これは本格SFである。旧世界が滅び、再生された新世界の旧市街の片隅にある博物館「旧世界座」の管理をするナツミと間借人かめ探偵Kと居候フユ。物言わぬかめくんと違い、かめ探偵は饒舌である。かめ探偵の推理が、世界の存在そのものの謎を解き明かしていく。自らの存在のあやふやさに不安を覚える、これが作者の持ち味か。同世代だからわかる、タイトルは「ロボット刑事K」のオマージュに間違いない!
-
はま2013/06/2824菜摘夏海さんが管理運営する「旧世界座」の屋根裏に住まう亀探偵Kのお話。SFで日常の謎やってみた!って感じかなー?この前読んだ「かめくん」と違って「かめ探偵」が「かめ」である必要が正直わからん(笑)いやもちろん「かめ」抜きで「探偵K」されても違和感たっぷりだけど。世界観とかはっきりさせない所もあるけど、なんかとっても深そう。続編あれば読みたいです。
-
miroku2013/01/3121ゆる~い雰囲気が好き♪
-
佳乃2013/10/0920亀が主人公なんて面白い考えだと思う。子供の読み物としてはいいかもしれない。
-
えふ2014/11/0418お借りした本。 後から後からあふれ出るSF設定。軽い語りとは裏腹にまたその設定が良い感じに世界観に厚みを与えています。良いSFです。
powered by
レビューをもっと見る