小説家の作り方

発売日 : 2011/03/25
謎の女性・紫が書こうとする、“この世で一番面白い小説”とは?
「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイディアを閃いてしまったのです―― 」
 駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。半信半疑の彼が出向いた喫茶店で出会ったのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという彼女に、物実は「小説の書き方」を指導していくが―― 。
 野崎まど待望の新作ミステリーノベル……改め、意表を突く切り口で描かれる 『ノベル・ミステリー』 登場。

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みんなのレビュー

  • た〜
    2013/07/23
    ネタバレあり
    あまりにも見事な超展開。いきなり跳展開かと思ったらちゃんと繋がっているし、最後の最後まで騙しが入っているし・・・ ところで「この世で一番おもしろい小説」 なんて恐ろしいものを。そんなものを読んでしまったらもう、もっと面白い小説を読めないではないか。これ以上の不幸はあるだろうか?でも、読まずにいられないだろう。まさに禁断の果実、パンドラの箱
  • みっちゃん
    2017/11/30
    ネタバレあり
    「この世で一番面白い小説」はい、読んでみたいです❗徐々に私の笑いの感度が上がってきたのか、時々ふふっと作者のジョークに笑えるようになってきたところで、もしやこれ、花も羞じらう純愛小説なのでは❔って、そんなわけあるかい❗やっぱり終盤はびっくりに次ぐびっくりで鳥肌たったわ。ほんとに興味深い作家だ。次は【パーフェクトフレンド】にいくぜ❗
  • マコポン
    2015/01/18
    ネタバレあり
    野崎まどさん2作品目です。紫さんとの恋の展開があるのかと思っていたが、まさか紫さんの正体が…。今後の展開はないのかな?なかなか面白く読めてよかったです。野崎さんの他の作品も読んでみたい。
  • まりも
    2014/06/26
    最初は小説家の主人公と小説家志望のヒロインという組み合わせだったので普通だなと思ってたらいつも通り途中で物語の方向が変化する辺りは野崎まどらしさ全開やな。最後の結末すら布石で最終的には「世界で一番おもしろい小説を書きたい」というむらさきの純粋で可愛らしさも見える思いで終わらせるのはいい。雑なように見えてしっかりと練られている展開もあって驚きは少ないけど十分満足できる出来でした。
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2012/12/16
    ぷち野崎まど祭り開催中の第二弾。気持ち悪さは佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』以来の気持ちの悪さ。小説を読む事・書く事に対してこんなに絶望的な疑問を覚えたのは久しぶりでした。野崎さんは『完璧』な事に対する病的な固執があって、それが一際際立っていました。多くの人がいつの間にか諦めてしまう『完璧』をどうしてこんな風に追求し続けるのだろうか。そのテーゼが知りたい。トリック自体は、最後に答えが示されると、伏線がばーっと頭の中に浮かんで『そういう事か!』となりました。後、装丁が憎い。この本のゲラなんです。