スメラギガタリ 新皇復活篇
発売日 :
2011/03/25
人と、怨霊と、物ノ怪と――。烈しくも儚い、一条の風の物語。
1984年、帝都東京。若くも卓越した陰陽師として働く女性・土御門晴見は、ある日、かねてより陰陽寮による日本の呪的業界の一元的支配に不満を募らせていた在野の術士・芦屋道代から呪力蜂起の宣言を受ける。誘拐を予告された皇族の姫君・澄香内親王殿下を守るため、古くより皇室に仕える退魔の一族の末裔・殿克夜らと共に事態へ備える晴見らだったが、相手の思惑は彼女らの想像を超えたところにあった。一方、姫君の身代わりに攫われた華族の少年・継実夜統は、道代らと行動を共にしながら、帝都の裏側に隠された歴史の闇を知り……。壮大なる伝奇譚、ここに語りの口を切る。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 781円(本体710円+税)
- ISBN: 9784048703888
シリーズ作品
一覧で見る
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
合縁奇縁2024/07/1947ネタバレありこれだけは言いたいです。電撃文庫で出してた方が絶対売れた!!それくらいライトノベル系の話です。安倍晴明の子孫・土御門晴見は、ある日陰陽寮による呪的業界の一方的な支配に不満を覚え続けていた在野の陰陽師・芦屋道代から呪力蜂起の宣言を受ける。幼馴染4人がメインのはずなのに、道代が出張ってます。幼馴染4人の中では晴美と克夜の好き。晴美のサバサバした性格な所も良いし。夜統は見た目が良いのに煮え切らない性格なとこが駄目だな。各章に主要キャラのイラストが載ってるんだけど、それがめちゃ綺麗。次巻が出たら買うかも。
-
のほほん@灯れ松明の火2011/05/1816陰陽師ものを見境なく読んでいるこの頃、初読みの作家さんでしたが、勢いで購入の末、読了です。どちらかというと一般的には敵役である道満氏を単純に「悪」としていないところが、とても新鮮で面白かったです。夜統君の不可解な部分が全く明らかにされなかったので、ちょっとモヤモヤ感がありましたが、続編がありそうな気配なので、次回にスッキリできるのかなぁ。。。と楽しみにしたいと思います。晴見さんと道代さん、今回は敵同士でしたが、目指しているものは同じ様な気がします。手を組んだら、最強コンビになりそうです。
-
ハル2014/08/2212ごめんなさい、酷評です。 やたらに設定が多いのに説明不足なまま、読者おいてきぼりで進む物語は、まるで中学生のオリジナル同人小説。「そうか!物ノ怪人形があれば百鬼夜行は簡単に引き起こせる!」って常識のように言われても困る。わからん。 登場人物達の描き方に問題があるのか、なんかキャラが薄っぺらい。唯一きちんと描写されるのが敵役の女の子。なんでコイツを主人公にしなかったんだと問い詰めたい。 460ページの長編&ページあたり文字数も多いのに、ダラダラと物語が進み、結局謎ばかりを残して終わるというのもなんだそれ。
-
cgatocairb2015/04/148よくある陰陽師ものと放置するんじゃなかった。渡瀬草一郎『陰陽ノ京』が平安時代ものとしては一押しだが、こちらはif帝都東京。科学と陰陽師が同時代に存在する帝都東京の世界設定がしっかりしているので面白い。
-
konkon2014/06/147良く知らなかった平将門のことが分かったような気になりました。楽しく読めたのですが、将門の話の印象が強く残り、道代と春見、夜統の話は次巻という感じでした。
powered by
レビューをもっと見る