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角川ビーンズ文庫の新刊
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ひめありす@灯れ松明の火2014/02/1662一年ぶりに、二度目の品評会に臨むアン。砂糖林檎の大凶作という困難がまた彼女を襲いますが、めげないですね。お菓子を売りながら成長していくのが『和菓子』のアンちゃんなら、お菓子を作りながら成長していくのが『銀砂糖師』のアンちゃんだなあと思いながら読みました。ザ・縦割りの男性社会で健気に奮闘するアンがいじましくて可愛いです。そして王妃様うまい事言った!王様完全に尻に敷かれているのかしら……?そしてアンはどんな気持ちで妖精の羽を花に仕立てたのかしら。友達である妖精との間に笑顔の花が咲く様に、と思って作ったのかな。
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みちゃ2010/12/1051第3弾・白の貴公子!前巻から一気に時が流れ、再び砂糖菓子品評会へ向けてどうするのかというお話。銀砂糖を得る為にはラドクリフ工房派の本工房で働くことが必要。多くの砂糖菓子職人が登場。銀砂糖師を目指すアンは体力仕事に取り組む傍ら作品作りに打ち込むのですが、案の定、妨害。この妨害が小さいんだけど致命的というもので、アンはただ砂糖菓子を作ることが好きなだけなのに。そんな中、アンの作った砂糖菓子は本当にきれいだと思いました。さらっとしつつも、不安によるドキドキや、アンが作品作りに取り組む情熱が伝わってきて良かった!
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ななりー2016/03/2334シリーズ第3弾。年に1度の品評会の日が近づく中、材料の砂糖林檎が不作となる事態に。自分の分を確保するため、砂糖菓子工房に下宿し働くことで砂糖林檎を手に入れることにしたアン。そこには因縁のジョナスや、女砂糖師をよく思わない男たちが沢山いて酷い扱いを受けます。体が辛くても懸命に働くアンは辛そうだったけど、夢の為に頑張る姿には胸打たれました。そんな中でもキースやキャットはアンの腕を認めてくれていち職人として接しているのがいいなと思いました。ブリジットとアンは対比されているのかな。シャルの今後が気になりますね。
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藤月はな(灯れ松明の火)2013/03/0632ラドクリフ工房の銀砂糖の一頭確保という時点で嫌な予感がしていたのですが・・・・。人目を惹きすぎてしまったアンに男だからこそできる卑怯な嫌がらせを行い、仕事が疎かになる男共にキースやキャットがいてくれなかったら「・・・男ってほんと、馬鹿ばっかり!」と歯ぎしりしていた所でした(苦笑)身の潔白を明かすために自分の大切な作品を壊したアンは報われたけどまさかの展開に呆然。個人的には直観に従わず優柔不断な王様より、そんな彼に助言を与える王妃様の方が最強だと思いました。
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翔(かける)2017/12/2431第3巻。原料の砂糖林檎が不作のため、ラドクリフ工房で働くことになったアン。元々アンへの妬みがひどく、できれば関わってほしくなかった工房だったけど、ろくでなしな幼馴染・ジョナスを上回る悪意たっぷりの弟子たちがクズ(失礼)すぎました。工房長のマーカスも悪意のある部下の言い分を鵜呑みにするような上司なので、こうなってしまうのも仕方がないか…という感じ。その分、最後のどんでん返しはよくやった!と思いましたが、失った代償も切ない…。我儘なブリジット、妙に冷めた婚約者・エリオットにも裏がありそうなので、急いで次巻へ!
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