めたもる。
発売日 :
2010/11/25
おとぎ話のような不思議なお札。 それが僕と彼女を結びつけるきっかけで──。
たとえば、すれ違いばかりの彼と彼女がいたとする。本当にちょっとしたボタンのかけ違い。でも、きっかけがなくて──。 そんな時、彼/彼女はふと善行をする。弱っている猫にエサをあげたりといった些細なことだ。だが、枕元に神様が立って、何にでもなれるお札をくれるという。え? そんなおとぎ話を信じられない? いやいや、嘘じゃない。実際彼らはお札を手に入れ、それがきっかけとなり二人の関係は変わっていくんだから。 大人のメルヘンをどうぞ。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 605円(本体550円+税)
- ISBN: 9784048701372
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)2014/11/2672ネタバレありある日狐神のコンと名乗る人間サイズの狐が二本足で夢枕に立った。そして化けたい姿に化けられるという不思議なお札をくれ・・。連作短編集全5話。心温まるファンタジーで良かったです♪一番好きな話は、化け狐一族の末弟が、年長の兄狐から人を騙さなければ一族を追放すると言われ麓の村に下りた「月の猫」2匹でじゃれ合う姿に心温まりました。そして結末には思わずウルッときました。初読みの作家さんでしたがどの話も読みやすくて良かったです。これは是非ともシリーズ化して欲しいです!★★★★
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Penguin2012/02/1438狐神とお札に纏わる4つの話しからなる連作短編。 どれも素直に良い話しだなぁと思えた。 4つの話しのその後も、ちょっとずつ書かれているのもよかった。『月の猫』が一番好き♪
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YO-HEY@紅蓮ロデオ2010/12/0535ある事象を据えた、短編集。中身は絵本チックですらすら読めます。そんで、善人中の善人が一杯でてきます。最後の話…好き。少し不思議な感じが好き。ほんの少しの不思議が物語を面白くします。ただ、表紙が何故これ?そこは疑問。いっそ絵が無い方が良いと思うよ?
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Tsukamo2014/04/0733狐神のコンから授けられた、何にでも変身できるお札によって二人の関係が変わっていくという4つの話が収録された短編集。よくありそうな話ではあるけれど、逆にその捻りのなさがほのぼのとして良かった。『月の猫』は読んでいて切なくなったけど、個人的に一番好きです。
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のほほん@灯れ松明の火2011/10/1231すごく、すごく優しい、あったかな短編集でした。読後 とっても優しい気持ちになれました。どの話もお札をもらった主人公達が、悪用することなく、自分のためじゃなく、大切な人のためにお札を使っているところに、なんだかグッときました。真っ直ぐに優しい話でした。
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