毒吐姫と星の石

発売日 : 2010/11/10
夜の王に祝福を受けた異形の王子と呪いの言葉しか知らぬ少女の歪な恋物語。
全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われて。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作 『ミミズクと夜の王』 の続編登場。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 561円(本体510円+税)
  • ISBN: 9784048700580

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みんなのレビュー

  • おしゃべりメガネ
    2015/08/02
    『ミミズクと夜の王』の続編です。前作が予想以上におもしろく、感動もできたので今作にかける期待はどうしてもハードルが高くなってしまいましたが、期待を全く裏切らず、前作の時以上に、感動させていただきました。登場人物はほとんどそのままに、四肢を手に入れた「ディア」がとんでもない‘おてんば’な妃「エルザ」を迎え入れる話ですが、ファンタジーベースでありながら、人の成長をしっかり描き、「ディア」の王子としての変化も確認できます。前作同様、最後はさすがは紅玉さんならではのアットホームかつコメディな締めで爽やかでした。
  • まりも
    2016/05/16
    再読。ミミズクと夜の王の続編。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫が聖剣の国レッドアークに嫁ぐ事になるところから始まる話。ミミズクと比べると、少し中途半端なところもありますが今作も良い具合に王道してました。あのクローディアが心優しく、そして芯の強い王子になっていた事が分かったのが何よりも嬉しいですね。毒吐姫エルザはチちょっと口が悪すぎるかなとも思ったけど、ラストに見せた彼女の力強さは非常に良かったです。2人には幸せになってもらいたいな。ミミズクとは違った温もりのある1冊でした。
  • 文庫フリーク@灯れ松明の火
    2011/02/15
    エピローグ。動かぬ四肢・車イスのディア。胸ぐらつかんでの罵詈雑言。毒吐姫の名は伊達じゃない。けどね、エルザ。自覚は無いだろうけど、それは普通〔愛の告白〕と呼ばれるもの。毒はね、薬になれるのだよ、紅玉の瞳のエルザ。ミミズ―ミミズク―ミィ―真昼姫。毒吐姫は必ず別の名で呼ばれることだろう。過去を糧とし、険しき道を選んだディア。貴兄の成長と、共に歩む伴侶に祝福あれ。 人生と云う、長い道の半ばを過ぎて涙もろくなったな、私。それは認めよう。しかしこの作品で泣ける感性―まだ枯れていないこと―ささやかに喜びたい。
  • ❁かな❁
    2015/08/02
    ネタバレあり
    先日『ミミズクと夜の王』を読みとても感動したので続編の今作も読みました!もう今回もめっちゃ良かったです〜♬やっぱりいっぱい泣いてしまいました*『ミミズク〜』を読まれた方は是非こちらの続編も読んでいただきたいです!ディアの成長に本当にびっくり!!とっても素晴らしいです*これも前作でミィとの出逢いがあったからこそですね♪懐かしい人の登場シーンでは涙が溢れてしまいました。感想を書いている今も思い出して涙が出てしまいます。前作も大好きですが今作はまた別の感動があり、エピローグの会話も最高♡大好きな作品です★
  • エンブレムT
    2014/03/22
    『ミミズクと夜の王』と同じ世界。おとぎ話の姫君のように語られている前作主役のミミズクが、今作主役の毒吐姫ことエルザの前に軽やかに登場してきたりもします。「あの小さな女の子が好き。異形の四肢をもつことになったあの王子が好き」というのが大前提ではあるけれど、リンク作品ならではのカタルシスがあって良かったです。占いによって全てを決定していくヴィオンという国の抱えた不幸と、隣国が夜の森とほど近くの聖剣の国レッドアークだったという幸運が描かれております。マイナスから始まるエルザの好感度が上がっていく様が見事でした。