“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人
発売日 :
2010/11/01
かつてないヒロイン、新たな舞台で暗躍開始!
高校に入学した俺は、文芸部に強制的に入るように脅されちまった。いきなりの大ピンチに颯爽と現れたのが“菜々子先輩”だった。心奪われた俺は、いつの間にか彼女の言葉に誘導されて――この恋は屈辱の味がする。
- レーベル: 角川スニーカー文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784041595114
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みんなのレビュー
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KEI2010/11/0116購入。主人公が変わったからどうなることかと思ったけど、その考えは杞憂であった。僕が思うこの作品の最大の魅力は、良くも悪くも「菜々子さん」であり、当の本人である「菜々子さん」はどんな場所にいても、可憐で、元気で、人当たりもよく、そして少し陰険ないつもの「菜々子さん」であった。次巻にも大いに期待する。コメでネタバレ?
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しろ2012/06/0811☆6 菜々子さんの魅力は相変わらず。一作目の菜々子さんが衝撃的過ぎた分、物足りなさもあるが、ロジックや仕掛けが本格的なものとなっている。チェスとか映画がガジェットとして登場するのが作風――菜々子さんにとてもマッチしているんじゃないかと。今回新しく語り手として登場する男の子もなかなかに個性的なんだけど、菜々子さんとか彼の印象が強いからどうしても一段見劣りするのが否めないのが痛いところ。それでいて菜々子さんの描写も減ってるし。でもこの小悪魔の今後は注目していきたい。
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星野流人2010/11/0811早くも新章・高校生編。 1巻よりもライトノベルらしい文章になり、読みやすくなっていた。しかし物語の作られ方とか、根底に在る物はほとんど変わっていなかった。 今回もドミノのように事象と事象とが繋がり、ひとつの解答を生み出し、しかしその裏で実はこんなことが……というようなめまぐるしく動く展開で、とても楽しめた。1巻よりも真相が理解しやすく、その点でも良かった。
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タカユキ2010/11/03101巻のような事件があるわけではなく、ごく自然な続編ですね。短編連作っぽく"菜々子さん"と主人公の知恵比べみたいに展開しつつ、最後にやっぱり"菜々子さん"本領発揮という構成は巧いというか楽しいですね。3巻では天坂他の脇キャラにもっと出番を!
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U2014/06/057ネタバレあり裏の裏の裏に入念に仕込まれた菜々子さんの陰険な真意と、彼女に操られる下僕の2巻。面白かったです。前作よりもトリック面で盛り込まれていたような感じ。宮本くんも意外といい感じに冷めてて好みだったのですが(なぜか某奉仕部の死んだ目を思い出すくらい)、やっぱりぜひとも菜々子さんと坪手くんに勝ち続けていただきたいなあ(笑)。最後のあの持ちネタでの賭けについにんまりしちゃう。なんだかんだ、やっぱり坪手くんがいちばん勝てないひとの位置にいる気がする。続き出ないかなあ。
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