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角川スニーカー文庫の新刊
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ハル2015/02/2616後書きで作者も書いているように、素敵なほど「インチキ西部劇」( *・ω・)どのくらいインチキかというと、砂漠を走る舟とか言って戦車が出てくるし、作中での主人公の射撃は1発も当たらないし(笑) とはいえ、ギャグらしい描写がほとんどなく、次々に人が死んでいく乾いた世界観はきちんと西部劇らしい印象です。 個人的に秋田禎信さんらしさだと思っている、小難しいけれど不思議と頭に入ってくるような文章があまり無いけど、文体変わったのかな?キャラ紹介の上巻だからかな? 下巻も読もう(*゚▽゚)
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海猫2010/12/087硬派で乾いた重厚さ。下巻に期待大。
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黒ノ岸シン2010/09/124遠回りと急所攻撃を交互に行ってみせるような、比喩と本質で波打たせるような、描写、文章、を書く、希有な文章家だと思う。以前から好きである。カナスピカなどで薄味になっていた要素が濃くなっている。意識して書き分けていることが改めてわかった(秋田BOXでも想像ついていたが)。書き分けている意図、そこで示されているもの、醸されているもの、を、理解してみたい、と思った。
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でーたべーす2017/05/213設定を把握できていない序盤がオーフェン後期ばりに読みづらいけど、だいたいわかってきた後半からは面白くなってきた
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真塚なつき(マンガ以外)2011/04/013秋田禎信の作品ではいつも「教育の関係」が映し出される。とりわけそれが顕著なのはオーフェンだけど、あえて言えばそれは『ひとつ火の粉の』から見られた関係でもある。今作ではウィリアムが教える者であり(秋田作品では教えるのは常に一線を退いた「老兵」でなくてはならない)、だから物語としては教わる者ベティの成長を見るべきなのだが、しかしここで秋田独特の狂言回しがいないことが気にかかる。脇で多弁を弄してる、役に立たなそうなアイツラだ。恐らくそれはフラニーと敵役ロングストライドが分けて担っている。悪役でないのもまた秋田。
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