皇宮軍人の花嫁女官
発売日 :
2025/11/14
「君に結婚を申し込む。ただし、妻の役割も、一切何も求めない。」
触れた相手を安らぎに導く不思議な手を持つ撫子は、どんな子どもも眠らせるという評判から子守りとして男爵家に勤めていた。けれど孤独な身の上で、幼い頃から愛されることを知らなかった。
ある時、勤め先の主人に迫られていたところを皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。撫子の力を知ることとなった優雅に、「厳しい教育で心を患ってしまった帝の御子――幼い東宮さまの心を癒やしてほしい」と頼まれ、撫子は彼と契約婚を交わして女官として宮廷に上がることに。
新参者への風当たりは強いものだったが、宮中の文化に戸惑いながらも、ひたむきに仕事に励む撫子。その行動が、閉鎖的だった東宮御所にやがて新風をもたらしていく。
当初は東宮のための任務と割り切り、「妻としての役割は求めない」と言っていた優雅も、徐々に撫子に惹かれていって――。
愛を知らない少女と不器用な軍人の、帝都宮廷ロマンス!
ある時、勤め先の主人に迫られていたところを皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。撫子の力を知ることとなった優雅に、「厳しい教育で心を患ってしまった帝の御子――幼い東宮さまの心を癒やしてほしい」と頼まれ、撫子は彼と契約婚を交わして女官として宮廷に上がることに。
新参者への風当たりは強いものだったが、宮中の文化に戸惑いながらも、ひたむきに仕事に励む撫子。その行動が、閉鎖的だった東宮御所にやがて新風をもたらしていく。
当初は東宮のための任務と割り切り、「妻としての役割は求めない」と言っていた優雅も、徐々に撫子に惹かれていって――。
愛を知らない少女と不器用な軍人の、帝都宮廷ロマンス!
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 836円(本体760円+税)
- ISBN: 9784040761114
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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ころころ2025/11/3010ネタバレあり触れた人の心を安らげる不思議な力を持つ撫子。ある日奉公先の主人に迫られていたところ皇宮軍人・朝霧優雅に助けられる。彼は撫子の持つ力で東宮の心を安らげるよう依頼、彼女は皇宮に上がるための身分を得るため優雅と契約結婚することになるが…。表紙&帯の煽り買い。期待以上に面白かった。契約結婚ものは何作か読んでいるけど、その中でも契約の理由が一番優しく温かい。厳しい教育で精神的に不安定になっている幼い東宮を慰めて欲しいというもの。「妻の役割は一切求めない」と文字で読むと冷たい印象を受ける。
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