オカルティック・ノスタルジア 流説の落とし子たち
発売日 :
2025/09/22
あの時代を舞台に、謎の少年と雑誌記者が、オカルトにまつわる謎を解く!
時は1974年。
雑誌記者の丈治は、ブームに乗って新設されたオカルトコーナーの記事を任される。
命じられてツチノコ探しに出かけた帰り、丈治はマンホールに落ちていた子供、明を助ける。
彼と食事する店を探す中で、ツチノコを振る舞うというレストランを見つけ……。
マンモス団地に現れる少年の霊、飼い犬の心霊写真、そして都市伝説「カシマレイコ」。
オカルトに詳しい明とそれらを調査するうち、丈治は驚くべき秘密を知り……。
雑誌記者の丈治は、ブームに乗って新設されたオカルトコーナーの記事を任される。
命じられてツチノコ探しに出かけた帰り、丈治はマンホールに落ちていた子供、明を助ける。
彼と食事する店を探す中で、ツチノコを振る舞うというレストランを見つけ……。
マンモス団地に現れる少年の霊、飼い犬の心霊写真、そして都市伝説「カシマレイコ」。
オカルトに詳しい明とそれらを調査するうち、丈治は驚くべき秘密を知り……。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 836円(本体760円+税)
- ISBN: 9784041164280
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/10/14201974年を舞台に、雑誌記者の丈治とオカルトに詳しい謎の少年・明が、オカルトにまつわる謎を解いてゆく物語。ブームに乗って新設されたオカルトコーナーの記事を任された丈治が、ツチノコ探しに出かけた帰りに助けた明と都市伝説を追うストーリーで、ツチノコを振る舞うレストラン、マンモス団地に現れる少年の霊、飼い犬の心霊写真、都市伝説「カシマレイコ」など、実際に話題となった都市伝説が登場するオカルトを取り上げる一方、関わる人々の心情や選択も丁寧に描かれていて、人の繋がりや絆が感じられる思いのほかハートフルな物語でした。
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スミレ2025/10/1512昭和50年頃のお話。 雑誌記者の丈治はオカルト記事を任されることになる。 その最中、不思議な少年・明に出会う。 オカルトに詳しい明と共に、オカルトの調査をすることになる。 ちょうど私が生まれた頃が舞台なので、コックリさんやらスプーン曲げやら、懐かしい気持ちになりました。 丈治の並外れた体力、明の驚くべき能力、それら全てが明らかになる最終章は惹き込まれました。 この2人、とてもいい。 オカルト探偵を結成して、続編出ないかしら?
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なみ2025/09/2411とある雑誌のオカルト記事を担当する丈治と、ちょっと不思議な子どもの明が、様々な都市伝説や怪奇現象を調査する話。 ツチノコや心霊写真、カシマレイコなど、実際に世間を賑わせたようなオカルトが次々に現れます。 現在から半世紀前の物語というところも新鮮でした。 毎回予想の斜め上をいく明の登場シーンが好きです。 丈治も明も、ミステリアスな過去や体質があり、それが綺麗にまとまる最終話が面白かったです!
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冬野2025/10/099作者さん二作目。1974年の日本を舞台に、雑誌記者と不思議な少年が怪現象に挑むバディもののオカルトミステリ。面白かった。ホラー描写は殆どなく、ヒューマンドラマの要素が強い。終戦から約三十年経ち、戦中を知る世代も戦後生まれも現役、というこの時代だからこそ書ける話だったと思う。作中では超常現象が実在するのだけど、一番怖いのは認知が歪んだ人間…というのはどの時代も一緒なのか。丈治と明自身の秘密に迫っていく終盤は特に読みごたえがあった。核心のネタバレになるので書けないが、熱くて美しい○○愛の物語だった。星:5/5
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higashisoga2025/11/237ネタバレあり舞台は昭和。あの頃の雑然とした香りが漂う感じ。オカルトに盛り上がっていた小学生のワクワク感があって面白かった。この作家さんは、しっかりと作り込んでくれるので最後までふむふむと読めるのがありがたい。ツチノコ、天国への階段、コックリさん、カシマレイコの中ではコックリさんがよかった。
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