鉄バカ日記

発売日 : 2010/07/26
「僕はアニオタなんかじゃないっ!―― 鉄オタだっ!」
不仲だった父親が死に、複雑な気分で遺産である埼玉のマンションを相続することになった鉄郎。 だが―― そこには先客がいた! 謎のおっさん。寝る時は寝袋。分厚い時刻表標準装備。そしてどんな会話をしても、出てくるのは大量の鉄道トーク! こんな変なおっさんに遺産をとられてたまるか! と怒り心頭の鉄郎は、母から、父の事情を知る者が北海道に居ると聞かされ……。すったもんだの末に、何故かおっさんと二人で、北海道まで仲良く旅をすることに!? ドタバタランデブー(?)の末、二人が知る事実とは――。 ヲタクなおっさんとフツーの若者の、凸凹(でこぼこ)「鉄」道中物語!

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みんなのレビュー

  • dr2006
    2021/01/20
    タイトルから察しの通り鉄オタは登場するが、この作品の主題は家族再生の物語だ。同じ遺言を受け取った巡り合わせで、野沢と長嶋の二人はその真意を確かめる為、一緒に北海道に行くことになった。丁度真冬のこの時期、大寒波の吹雪積雪で飛行機はもとよりJRも不通になる事がある(自分も実際ハマって苦労した事あるし)。主舞台がその北海道と青森で、利用したことがある鉄道や駅が沢山出てきたので、凄く臨場感があった(笑)主人公野沢が鉄オタ長嶋に振り回される会話がまるで漫才のようでコミカル。線路は続いている様なので、続けて次読もう!
  • すみの
    2015/01/21
    父と呼ぶ存在の遺産のマンションで鉢合わせた面識なき37歳照彦と25歳鉄郎。互いが相続人だと主張し、その真偽を知る人物に会うため二人で北海道へ。鉄道マニアの照彦の蘊蓄やこだわりが凄く、珍道中。美容師の鉄郎は仕事で帰京しなければならないのだが、悪天候で交通手段、ルートを次々と変更。見かけは冴えない中年男性照ちゃんですが頼もしい!そしてすぐ仲間ができる。フフフと読了。
  • どぶねずみ
    2024/07/24
    タイトルからも容易に想像できる通り、鉄ヲタの話。鉄道に全く興味のない者が、何故か見ず知らずの鉄ヲタと旅をすることになるという仰天かつ迷惑なドタバタ劇からストーリーは展開されたが、これが鉄道の知識がほとんどない者からしたら大いに役に立つわ、旅からの素敵な出会いには感動するわ、この一緒に旅する羽目になった見ず知らずの鉄ヲタの正体がを知るわで心の起伏がものすごく忙しく、そんなところがラノベらしく終始楽しめた。さらにびっくり仰天してしまう内容は読んでのお楽しみだが、続編があるようなのでまたの笑いに期待。
  • ヤスヒ
    2012/09/21
    どこにでもいそうなごく普通の若者・鉄郎があるきっかけ?で鉄道オタクの謎のおっさんと北海道へ旅するというストーリー。とにかく出だしからおっさんのキャラが濃い!変!ウザイ!と思いながら読み進めたが・・・いつの間にかおっさんワールドに、そして二人の旅に夢中になってしまった。思いの外に旅情たっぷりで、まるで北海道を一緒になって旅しているような気分になる。旅先での様々な人達との出会いも旅の醍醐味!読み終わった時にはすっかりおっさんのイメージが良い方に変わっていたのに我ながらビックリした。鉄道で旅をしたくなる一冊。
  • ゆーぱぁ
    2016/03/10
    あんまり好みではなかったかも。でも、鉄道の知識はすごかった!ちょっと乗ってみたくなったかも。