烏衣の華 3

発売日 : 2025/08/25
風変わりな天才巫術師の少女と許婚が謎を解く、中華退魔ファンタジー第3弾
当代随一の巫術師・董月季(とうげっき)に下された勅命。
それは地方の廟で起きている異変の調査に行くことだった。
許婚の封霊耀(ほうれいよう)と巫術師見習いの渓(けい)らと共に、
月季は白介山の麓の繁華街へと向かう。
そこでは行方不明者が急増しており、村の古い廟との関連が疑われた。
早速街中で調査を始めた月季は、黄舟(こうしゅう)というごろつきの幽鬼と出会う。
彼は洞窟のような場所で「食われた」と訴え……。

花に抱かれた村の暗い秘密とは。
中華退魔ファンタジー第3弾!

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みんなのレビュー

  • なっぱaaua
    2025/09/03
    「後宮の烏」「海神の娘」と同じ世界観を持つ今シリーズ。イマイチ乗り切れないのはなんでだろう。特に「後宮の烏」のキャラクター達がもっと登場することを期待し過ぎてしまっているかも。今巻、地方の廟で異変が起きているのでそれを調査することになった月季と霊曜。頽廃した街に隠された秘密に迫っていく話となる。お金が絡むといろいろと難しい問題が起こるが、理由や解決の方法は真っ当かな。冬官府の蘇訛里という従者が何だか不気味な雰囲気を醸し出してますね。番外編は面白かったが、毎回異変の解決で1巻を使うと話が長くなりそうね。
  • ひさか
    2025/09/30
    2024年8月角川文庫刊。書き下ろし。退廃の街、鬼卜師、朋友、星を抱く、の4章と番外編の魔笛で構成。シリーズ3作目。今作から退魔と調査の旅が始まるので、かなり期待していたのだが、今までとあまり変わらない展開で、少しがっかり。番外編の魔猫は良かった。
  • Nyah
    2025/09/28
    ネタバレあり
    当代随一の巫術師・董月季に、方の廟で起きている異変の調査の勅命下され、今回は旅に出ている。許婚・封霊耀、巫術師見習い・鬼鼓渓、冬官府放下郎で旅の補佐役・蘇訛里(哈弾族)等と共に。最初の地は白介山の麓の繁華街。行方不明者が急増と、廃村にある古廟との関連を探るうち、黄舟という幽鬼と出会う。彼は洞窟のような場所で「食われた」と。そして血像と神だったモノ黒い影。鬼卜師の存在。/月季が壊した釵の代わりに霊耀が渡したプレゼント、蘇訛里が月季と霊耀を見直すところがあり。月季に憑いているモノと今後の旅に期待が膨らむ。
  • honoka
    2025/09/04
    ネタバレあり
    切ない。霊耀が真面目過ぎて自分の月季への気持ちが「愛しい」とか「好ましい」だと気付いていない。対して月季は霊耀にベタ惚れなので、無自覚な霊耀の心遣いに赤面するのである。そんな月季に「どうした、月季。顔が赤い。熱でもあるのか?」はナイ。机バンバンである。最後、蘇訛里の言う衝撃と自ら反省する様子が好ましい。勿論、退魔ファンタジー楽しめた。
  • 真子
    2025/09/06
    ネタバレあり
    一気読み!面白かったー。一冊で一件解決していく感じなのかな?いろいろな街や村に行きそうで、それぞれ土着の神様とか出てきたら面白そう。今回は祖霊だったみたいだけど。怪しかった元県令はやっぱりね、でした。あんな立派なお屋敷に隠居できるはずないよね。旅の道連れたちの関係性も面白い。贈り物で頬を染める月季、可愛い。