冥婚相談所 貧乏道士と死ねない軍人
発売日 :
2025/08/12
冥婚による怪異が蔓延るこの街で、 生者と死者を巡る物語が動き出す。
ある事情から悩みを抱えていた軍人・武豪(ウーハオ)は、『冥婚相談所』と象られた電飾が明滅するその店に入った。
煤けた店内の最奥にいたのは、白猫を撫でる胡散臭い道士服の男・白蘭(バイラン)。
「此れは此れは軍人様、今日は如何いたしましたか」
「私を助けてはくれないか。冥婚させられそうなのだ」
死者との婚姻・冥婚によって、様々な怪異が蔓延る雨の止まない都市・黄源城市の一画で――。
生真面目な軍人と胡散臭げな道士が出会い、生者と死者を巡る物語が動き出す。
煤けた店内の最奥にいたのは、白猫を撫でる胡散臭い道士服の男・白蘭(バイラン)。
「此れは此れは軍人様、今日は如何いたしましたか」
「私を助けてはくれないか。冥婚させられそうなのだ」
死者との婚姻・冥婚によって、様々な怪異が蔓延る雨の止まない都市・黄源城市の一画で――。
生真面目な軍人と胡散臭げな道士が出会い、生者と死者を巡る物語が動き出す。
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 792円(本体720円+税)
- ISBN: 9784040759968
富士見L文庫の新刊
みんなのレビュー
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冬野2025/09/098作者さん三作目。中華風オカルト×バディもの。物語世界に漂う雨の気配がよい。連作短編だが全体を貫く謎があり、一本の映画を観終えたような満足感を得られた。バディの片割れの武豪は真面目かつ情に厚い軍人で、意外と見ないタイプのキャラかも。謎解き要素があるのだが、証拠を掴む方法がかなりの離れ業&力業で少し笑ってしまった(これはややネタバレだが、技術力があってもGPSを個人で作るのは難しいのでは…衛星が必要だし)。あとがきで作品の元になった作者さんの経験が書かれていて興味深かった。続編が出たら読みたい。星:4.5/5
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京2025/10/113ネタバレありある悩みを抱えていた軍人・武豪は冥婚相談所を訪れる。店内にいたのは白猫を撫でる胡散臭い道士服の男・白蘭。実は武豪は死者との婚姻・冥婚をさせられそうになっていて…。中華×バディものだけどオカルトや和の要素、転生者の登場もあって面白かった。ごちゃ混ぜっぽいけどそれがクセになるし映画のような雰囲気もあってよかったです。表紙も作品に合ってる。武豪と白蘭が当たり前のように一緒に行動してるのが最高だった。ラストに明かされる白猫の正体には驚きました。武豪の義手がいろんな意味で強すぎて好き。ガトリング砲て(笑)
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はじめ2025/10/051この作者さんのEATがとにかく好きだったので、こちらも読んでみた。個人的にはEATのほうが好きだけど、こちらも面白かった。中華風だけど和も混在してるような不思議な世界観もいいし、冥婚というのも興味深い。あと軍人のキャラが突き抜けてて、おまえそれでいいんか?となったw そして、この作者さんのあとがきもなんだか面白い。自作も楽しみ。
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へへろ~本舗2025/09/171中華系バディー物。ジャンル的に異世界系か伝奇系か?
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さち2025/08/311ネタバレありキョンシー化を簡単に受け入れすぎなのとリスクなしの不死身化のようになってるのはどうかと思ったが、異世界転生者まで出てきたので、もう何でもありなんだなと楽しくなってきた。いいバディもので面白かったです。
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