青薔薇アンティークの小公女 5

発売日 : 2025/07/15
妖精公爵家の因習がローザを襲う―― 人気シリーズ、堂々の完結巻!
「やっと見つけた。私の花嫁」
そう言って攫われた先で、ローザは不思議な歓待を受けていた。
ローザをここへ連れてきた美貌の青年の名はライアン。「妖精公爵」と名高いポーレット家の次期当主であった。彼はローザの実の従兄弟にあたり、ローザが正統な公爵家の血を引く小公女であることを明かす。
駆けつけたアルヴィンのおかげで一時は青薔薇骨董店に戻るが、今後の身の振り方に不安を覚えるローザ。アルヴィンと共にいる方法を探すため、そして改めて両親について知るため、アルヴィンとともに妖精公爵家へ接触を図るうちに、ローザの出自を取り巻く妖精公爵家の因習が明らかになっていき……。
孤独な少女と銀の貴公子の優しいフェアリーテイル、堂々の完結巻!

  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784040756332

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みんなのレビュー

  • はつばあば
    2025/08/08
    完結!。父親とアルヴィン二人が出会っていたら・・話に花が咲いてとんでもないことになってたかもしれませんね。青薔薇の小公女、妖精に好かれた女の子。夢のあるお話でした
  • よっち
    2025/07/16
    「妖精公爵」と名高いポーレット家次期当主ライアンに攫われ、不思議な歓待を受けるローザ。彼女の素性が明かされ、妖精公爵家の因習がローザを襲う第5弾。ローザが正統な公爵家の血を引く小公女であることが明かされ、アルヴィンのおかげで一時は青薔薇骨董店に戻ったものの、彼と共にいるため、改めて両親について知るため、アルフィンと妖精公爵家へ接触を図るうちに、明らかにされてゆく妖精公爵家の因習。遅まきながら想いも自覚してゆくアルヴィンの変化もなかなか良かったですし、一緒に苦難を乗り越えて迎えた結末はなかなか良かったです。
  • ひぬ
    2025/11/13
    ネタバレあり
    【電子】ローザの父親と関わりのあるポーレット公爵家に半ば拉致られたローザ。そこで次期当主の従兄弟・ライアンに求婚されますが…ローザの出生の秘密が遂に明かされる完結巻。やや駆け足で話が進みますが、良い感じのハッピーエンドで良かったです。妖精界へと連れ去られたローザを追ってきたアルヴィンが青薔薇にされてしまったローザを見つけた場面は最高でした。自分を見失わず、前を向いていくローザの決意、そして感情を取り戻したアルヴィンの二人のもどかしい恋の進展も良かったです。電子特典での結婚式の様子は素晴らしかったです。
  • Kana
    2025/07/18
    ネタバレあり
    大好きなシリーズ5作目。帯に出ている『完結巻』の文字を見て、終わってしまうことに淋しいという気持ちと、どうなるのか早く読みたい気持ちで複雑だった。ローザの出生の秘密やローザの両親のこともわかったし、ローザとアルヴィンの関係も望んでいたものになったので、私にとっては満足のいく結末だった。その後のローザとアルヴィンの話も読めたらいいな。
  • かなで
    2025/08/16
    ネタバレあり
    完結巻。ついに妖精公爵に見つかってしまったローザ。ポーレット家に連れて行かれ、ローザの両親の身分と出会い、そしてなぜローザの母が出ていかなければいけなかったのかも明かされる。→明確な年齢はなかったけれど、男爵令嬢の母が家庭教師をしていた公爵家の次男と結ばれるっていうのは…結構歳が離れていたのかな?特に反対もなく、妖精の「お気に入り」として妖精界に連れて行かれてしまうから母は逃げたみたいだけど…。父とアルヴィンはそっくりだったので、機会があったら話が止まらなかっただろうな、と、切なくもあった。(続)