マリシャスクレ-ム

発売日 : 2010/06/01
狂気のクレーマーに対処するプロフェッショナル――彼の武器は、言葉のみ。
消費者意識が高まる中、それに付け込んだ非人間的かつ悪質なクレーマー ── IPBCの存在が企業の倒産リスクを高めるまで問題化していた。これに対抗すべく起ち上げられたのがエマージェンシーカスタマーセンターである。 センターには常人には耐えられぬ、鼓膜を突き抜ける怨嗟の声が渦巻く。それに微動だにしない青年がいる。榊原常光、唯一の対IPBCのプロフェッショナル。狡猾かつ理不尽な相手に、それ以上に狡猾にそして冷酷に追い詰めていく常光。だが、今までにない異常な相手が現れ──。

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みんなのレビュー

  • 昼夜
    2010/11/16
    悪質クレーマーとコールセンターの論理的な言葉対言葉の戦争は新しくて面白いし内容もインパクトがあった。でも、この話に恋愛模様はいらないと思う。ラノベだからお決まりなんでしょうけど主人公がモテすぎ(笑)。
  • しぇん
    2023/01/10
    KindleUnlimitedで再読。昔のメディアワークス文庫は尖った作品が多かったな、と。悪意に満ちたクレーマーとの戦いを書いた作品ですが、廃人まで追い込んでくるクレーマーがやばすぎる話でした。悪魔のような父に育てられた主人公が、その能力を使って戦うのですが、悪意を受け続けたら人間壊れるかもと思わせてくれる作風で、結構好きなシリーズでした
  • すみの
    2015/09/25
    ネタバレあり
    企業のお客様相談室には多種多様な相談という名のクレームが寄せられる。しかし悪意のあるクレームはどんどんエスカレートし企業活動を脅かす。どんなクレーマーにも対応するエマージェンシーカスタマーセンターを舞台に榊原常光なる人物の処理対応と彼の部下や同僚とのやりとり。クレーマーは異常な行動、言動をするのだが、まともにとりあったら本当に病んでしまいそう。常光は何気に女性たちにモテるけど、クレーム処理をするようにはいかないようで(笑)。まだまだ序盤。
  • フリスビー
    2014/01/12
    オペレーター個人を徹底的に攻撃する、「非人間的異常性悪質クレーマー(IPBC)」と、これに対抗する少数精鋭のコールセンターとの戦いを描いた新感覚サスペンス。電話を通した駆け引きだけでこれだけ緊張感があるのは、クレームに負けて回復不能なまでにダメージを負ったオペレーターたちの生々しい姿が書かれているからだと思います。ストーリー展開は、最後の最後までもつれる意外な展開で、正直やられました。自分にはこの仕事は無理だなあと、あらためて感じました。
  • Tsukamo
    2013/05/27
    友人からお薦めされ読みました。クレーム処理がテーマになっているとは斬新と思いながら読み進めました。最初は難しそうな感じがしたけど、段々と榊原を含め個性のあるキャラが登場し、面白かったです。続編が出ているそうなので早く読みたいと思いました。結末には驚かされました。