天使から百年 魔人と主人と廃棄物

発売日 : 2010/05/25
“世界のためになんか戦えない”。二人の少女の、エスケープ・ファンタジー
異形の敵・ロドーリーに対抗できる能力者を集めたダーヴィス学院。英雄の末裔だという理由で学院に強制入学させられた少女・カイは、魔人フジシロユイカを召喚して、ロドーリーと戦うことになるのだが……!?

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みんなのレビュー

  • U
    2014/11/15
    ネタバレあり
    発掘。ちょいちょい入ってくる伏線が気になる。ユイカがカイ好き好きなのが可愛い。イズシードさんが好き。がんばって生き残って……。やれよ、と言ったあとに本当にやってもらって、でもそのひとがぐちゃぐちゃに傷つく、っていうこのさりげなくえげつない展開をサラッと出すのがなんか野梨原さんだなって思った。あとカイの艶声とか、野梨原さんすごく楽しそうだな、と……(笑)カイを庇ったときのジェンセンのひたむきさとか、つかみどころのないユウキとか、なぜか胸がつまされる。ところで東京レイヴンズとアンゲルゼを思い出しました。
  • ふぁるこん
    2010/08/04
    男の子向けに書いた世界観としては野梨原花南さんらしい作品だった。野梨原さんの「ちょー」シリーズでもそうだけど、相手を許すとか理解をするとか、できなくても優しくあろうするそういったキャラクターたちに野梨原さんらしい魅力を感じます。
  • 水無月@更新停滞気味
    2010/09/22
    サラッと書かれてるけど、これ結構エロいよね?ちょっとびっくりした。カイが最初ユイカをあれだけ嫌がってたのに許容してからが割とあっさりな気もしたけどそれが野梨原さんの小説なんだろうなぁ。それからカイの名前、『ハイパーグッドラック』ということに最初気付かなかった。超幸運か。
  • クローカ
    2011/03/03
    ライトノベル。『異世界にどの程度現実世界の法則が通用するのか』みたいなツッコミはするだけムダだ、と感じました。文章の圧倒的な酩酊感にただ引きずり込まれていくだけ。設定とか、バトルとか、色々そういったライトノベル的な要素はどれもわかりづらいのだけど、本質は文章そのもののドライブ感(というよりは、サイケ感?)にあるのではないかな、と思います。またキャラ的には良質な百合分とボーイ・ミーツ・ガール成分が摂取でき、美味しい作品ではないでしょうか。良いものを読みました。次巻にも期待。
  • 安寿
    2010/12/18
    えっちぃ。(笑) ・・・いやいや、ノリハラさん的世界観はやっぱすてきですね。どちらかというと、心の勢いで書かれる方なので、考えて読むよりも心で読んだ方が受け止めやすいのかな。あと2冊とのことですが、しばらくは新たなノリハラ世界に漂えそうです。