化け芭蕉 縁切り塚の怪
発売日 :
2015/05/25
若き日の芭蕉と曾良が、人の執念と謎に挑む。新感覚の怪異ミステリ!
寛文6年。藤堂家の使用人・松尾宗房は奇妙な老人に絡まれ、蔓草に襲われる。怪異から宗房を助けたのは眼光鋭い美青年・河合惣五郎。俳諧を通じ意気投合した二人は、藤堂家に続く不幸の原因解明に乗り出す。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 572円(本体520円+税)
- ISBN: 9784041032398
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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たち2016/11/2134もう一つの松尾芭蕉の物語のようで、面白かったです。化け芭蕉が最後に呟く「…来し方に手を加え、いまを改変させようと図っても無意味であると。道すじが多少異なろうとも、縁ある者たちは結局引き合うものだし、おのが人生を形作るのは詰まる所、おのれ自身でしかないのだと…」ホントにその通りです。
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しゅてふぁん2016/06/2531タイトルに『化け』や『怪』とあったので、てっきり戦うとか祓う話かと思ってたら、全然違った。そうだ、芭蕉は俳人で、祓う人ではなかった…。思ってたストーリーとは違ったけど、これはこれでおもしろかった。『万菊丸のいびきの図』が後世に伝わっているとのことで、早速検索してみたら、確かに『震えるナメクジにも似た』絵だった(笑)
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えりっち2019/10/0726ネタバレあり己の人生にに後悔し、時を越え過去に現れた芭蕉。芭蕉の弟子達も素直なキャラで読みやすいです。
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ネムコ2015/08/1226芭蕉といっても水芭蕉ではなく(当たり前だ)松尾芭蕉のお話。本当に芭蕉に関係ある人しか出てこない、ある意味「私小説」のようなお話でした。鬼舞とかばけもの好む中将とか、軽い歴史ものシリーズをよく読んでいた瀬川さんの新しい一面を発見した思いです。
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み2015/10/0922う〜ん、ばけもの好むの作家さん?楽しめず残念なり。
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