メイド・ロ-ド・リロ-ド
発売日 :
2010/04/26
メイドに囚われたSF作家の世にも不思議な経験
まったくさっぱりちっとも売れないSF作家・湯浅のもとに、昔の担当編集者から電話がかかってくる。 「えっとぉ、ライトノベル、書けますか?」。生活に困っていた湯浅は、書ける見込みもないのに一も二もなく承諾。そして打ち合わせの日、指定された喫茶店へと赴くと、なんとそこはコテコテのメイド喫茶だった……。 メイドに囚われ、四苦八苦しながらライトノベルらしきものを書き進めていく小説家の姿を、個性派SF作家の北野勇作がシュール&コミカルに描く。 メイドの絶対領域とシュレディンガーの猫の関係とは?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048685344
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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miroku2012/08/2717ある意味で予想外。このあたり、さすが北野勇作。ツボです♪
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ソラ2010/08/138内容(「BOOK」データベースより) まったくさっぱりちっとも売れないSF作家・湯浅が、昔の担当編集者と電話で話していて訊かれた。「ライトノベル書けますか?」。生活に困っていた湯浅は、一も二もなく承諾。そして打ち合わせの日、指定された喫茶店へと赴くと、なんとそこはコテコテのメイド喫茶だった…。メイドに囚われ、四苦八苦しながらライトノベルらしきものを書いていく小説家の姿を、個性派SF作家の北野勇作がシュール&コミカルに描く。メイドの絶対領域とシュレディンガーの猫の関係とは。
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ミツ2010/12/037むむむ・・・。面白かった・・・のか?北野勇作の作品として読めば、夢と現、虚と実が混在した独特の世界観は健在で楽しめるのだか、それとネタやボケやキャグとのギャップがありすぎてついていけない。ライトノベルとして読んでもやっぱりだめで、作品内の物語世界にうまく没入してゆくことができない。ライトノベルとメタフィクションって実はこの上なく相性が悪いんじゃなかろうか。面白いところは面白く、面白くないところは面白くない、なんともいえない作品だった。
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たこやき2011/06/176変な作品。それが何よりもの感想。ぶっちゃけ、メイド自体が、かなりどーでも良くないか? 話のくだらなさ、とか、嫌いではないが……正直、読んでいて途中から、理解することを放棄して、一瞬一瞬のギャグを読んでいた、というような気もしている。まぁ、やっぱり、変な作品、という感想に落ち着く、ということで。
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けいちゃっぷ2010/06/236一時期は北野勇作はもういいやという気になってはいたのだが、帯を見ると今までとは違う北野勇作かいなと思い買ってしまった。だけどさあ、書き下ろしの依頼が来たってことはせっかくのチャンスかもしれないのに、こんなんしか書けないんじゃダメだよ。なんか、デビュー当時は輝いてたのに次第に面白みがなくなってしまった「かんべむさし」を思い出すぜ。改めて思う。北野勇作はもういいや。でも、もう一冊なにかを読みたい気も・・・。349ページ
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