舞面真面とお面の女

発売日 : 2010/04/26
―― 謎を解く鍵は「箱」と「石」と……お面の女。
工学部の大学院生・舞面真面(まいつらまとも)は、ある年の暮れに叔父の影面(かげとも)からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。そこで頼まれたこととは、真面の曽祖父であり、財閥の長だった男・被面(かのも)が残した遺言の解明だった。
 ―― 箱を解き 石を解き 面を解け
 ―― よきものが待っている
 従姉妹の水面(みなも)とともに謎に挑んでいく真面だったが、謎の面をつけた少女が現われたことによって調査は思わぬ方向に――?
 〈メディアワークス文庫賞〉受賞者、野崎まどが放つ怪作登場!

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みんなのレビュー

  • た〜
    2014/05/01
    ネタバレあり
    反則のはるか向こう側を行くオカルト落ち、さすがは野崎まど。 ところで熊さんがやたらといい味出しているなー
  • まりも
    2014/06/25
    野崎まど作品としてはそこそこの出来。最後の大オチに至るまでの過程はごく普通なんだけど2段構えの落とし方なので気持ちよく騙してくれるのが野崎まどの良い所なんだよな。今回は比較的軽めのミステリーでどちらかというと掛け合いに重きを置いてる感じでした。熊さん、水面さんが個人的にグッド。もう少し彼女たちを生かした展開になってたら良かったかな。
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2012/12/16
    地元図書館は不思議で刊行時期に『アムリタ』『パーフェクトフレンド』『2』と来て残り3冊をまとめて入れました。なので、ぷち野崎まど祭り開催決定です。それはさておき。まずなんと言っても表紙がいいですね。こんなデザインの手ぬぐいが欲しくなります。インパクトあるデザインと江戸紫がよい感じです。さてさて、お話の方は一言で言うなら「野崎まど」でした。ああ、こんな感じで流されてひっくり返るな、と思った所で心地よくひっくり返ったら、最後に気持ち悪くひっくり返されました。お祭りの夜はケチャップに気をつけなくてはなりません。
  • 黒瀬
    2019/04/27
    ネタバレあり
    野崎まどワールド…!とうの昔に無くなった財閥の長だった男、舞面仮面(まいつらかのも)の遺言の解明に乗り出した曽孫、真面(まとも)は不思議な面を付けた少女、みさきと出会うことに。それにより調査が思わぬ方向に進んでいき、面の少女の謎も深まるばかり。ついに謎を解き明かした真面だが、その答えはあまりにも壮大なものだったと。てっきりみさきは御歳数百歳の妖怪なのではと思っていて、種明かしパートを読んでいると「なんだ違うのかー」となった。それすらも違っていて正体は本当に…。真面とみさきのお互いに遠慮のない関係が素敵。
  • Tsukamo
    2014/04/19
    ネタバレあり
    初めて野﨑まどの作品を読みました。帯にはミステリとして紹介されており、体の石や心の箱はどのように解かれるのだろうと思いながら読み進めていたらまさか壊すとは(笑)これは予想できませんでした。なかなか新しいミステリだなと感じ、これはこれで面白かったです。最後の三隅は不憫としか言い様がない(笑)