メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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Shinji2016/05/2876久しぶりの柴村さん。内容的にはヘビーなはず・・・ なのに読後感はふんわりと暖かくてスッキリでした。シュチュエーションとしてはありがちな転がり込みモノ みたいですが、鷲介と鴇子の視点交換が見事に嵌っていて話の先が気になり読む手が止まりませんでした。鷲介のダメダメ感と鴇子の敬語&脳内ポイズンベリーが程よくマッチしてとても面白かったです! 鳴海の行動はともかく蔦夫の覚悟は気持ちのいい感じで、ラストの鷲介のシスコンぶりに続編を期待したくなりました♪ やはり柴村さんの書かれる文体が大好きです!
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まりも2014/08/2747かなりふわふわしたミステリー風味の日常小説。隠し子の認知という題材は割とヘビーだけど展開が速いので一気に読めますね。登場人物も温かい人が多く重たいシーンも少な目なので読みやすい。ただ鷲助と鴇子の二人一緒に過ごす場面が少なく物語も中途半端な終わり方だったのは残念。二人が交流して家族の絆を深めるみたいなシーン欲しかったですね。
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散桜2014/01/2339今まで読んだ柴村さんとは、また違った雰囲気でした。私は他の作品の方が好きかな…wwなんて。思ってしまいました。サクッと読める読みやすい本でした。でも、テーマが重いのに、主人公たちのおかげか、楽しく読めました!その後が気になります!柴村さん、どんどん読みたいです!
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さばかん2012/08/3133こういう話って良いよね。好き。良い話だった。微笑ましい話だった。可愛らしい話だった。面白かった。全てが分かったときの優しさや温かさが良かった。
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十叶2012/11/2330一人暮らし貧乏な鷲介は、電話で母から父親の隠し子の事実を知る。あの父親が!?と困惑しつつ翌日仕事から戻ると、待っていたのはその異母妹だという小さな鴇子。本来は実家に帰るんだろう?と言って夜に半ば追い出したはいいものの、母のから鴇子の境遇を知り急いで連れ戻したりと、大人の事情満載★ 一方、鴇子の視点では人との接し方に疲れ、置かれた境遇に仕方ない、と諦めて今を生きようとする健気な姿が窺えます。 嫌なことばかりじゃないよ、北沢君もいるし大丈夫、何とかなる!と言ってあげたい(笑) 和やかなあとがきは必見です★
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