19

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発売日 : 2010/12/25
19歳をテーマに、5人の人気作家が描く、彼女彼らの物語。
成人すると同時に下方面の大人も迎えようという、最高に下らない決意と熱意を秘めて、ここまで戦ってきた。/地上には人々の想いが溢れているのだ。それってすごいことだよね。ああ。胸糞悪い。/「ふーん。じゃあ、お金を借りたお礼に、あたしがあんたを変えてあげよっか?」/頑張れば、出来るって思ったのは一体誰だろう?/好きな人と手を繋いで、キスをして、抱き合って、求め合う。ぬくもりを感じる。それのどこがいけないのだろう。
 19歳をテーマに、5人の人気作家が描く、彼女彼らの物語。
 メディアワークス文庫創刊1周年記念企画作品。

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みんなのレビュー

  • ❁かな❁
    2015/08/11
    19歳をテーマに人気作家5人が描く物語。全員お気に入りの作家さん(入間さんのみ1作しか読めてませんが)ばかりなので読んでみました!それぞれの作家さん良かったです!電撃小説大賞で賞を獲りデビューされた方多いです!私は特に紅玉いづきさんの『2Bの黒髪』で泣いてしまいました(;_;)最後の方は予想以上にうるうる(இдஇ; )とても良かったです*やっぱり紅玉さんいいですね!橋本紡さんの『十九になるわたしたちへ』綾崎隼さんの『向日葵ラプソディー』も好み♪入間人間さんも柴村仁さんもそれぞれ凝っていて楽しかったです★
  • Shinji
    2015/08/13
    ネタバレあり
    19歳の頃かぁ… 確かに一番面白くて一番いろんな事があったな〜。そこそこ大人でなんでも出来るのに完璧には出来なかったなぁ〜。その年頃をキーにしたアンソロジーでとても気になる作家さん達!入間さんのは行きつ戻りつで時間がかかったけどね。柴村さんは、後半ひっくり返すとこが柴村さんらしかったです。綾崎さんの「向日葵ラプソディ」良かったです!キャラが極端ながら違和感ってのがなかった。紅玉さん、橋本さんの2作は、どちらも19歳っていう、つっかえて行き詰るとこが綺麗に描かれてだと思う。「巫女漫画」のハルカに涙腺が……
  • 散桜
    2014/01/22
    綾崎さんを、目当てで読みました!が、綾崎さんももちろん、紅玉さんと橋本さんの話がとても良かったです!舞原シリーズ良いな、やっぱ好き!どの本も、19歳の不安定な感じが出ていて、綺麗だったとおもいます。ぜひ、19歳に再読したいです!橋本さんの文章が、好みです!短い恋愛、"トモのものになる"未熟な感じが良かったです。他のも読んでみたい!!!!(о´∀`о)
  • masa
    2014/05/25
    紅玉いづき先生目当てで購入した本。どのお話も19歳ならではの境目のお話しで良かった。成人前の悩みや苦悩、そして葛藤など、甘酸っぱくも独特な苦さのある時期を思い起こさせる。中でもやっぱり紅玉いづき先生の『2Bの黒髪』が好き。一番切なくも愛しい気持ちになった。思いが吸い寄せられ、言葉の一つ一つに心を掴まれてしまう文体が好き。そこに生きている人物が好き。等身大のリアルな少女を見ているようで、昔の自分と共感する思いもあって、とても良かった。色々な作家さんのお話が読めてお得感有りの一冊。
  • Moemi
    2016/02/17
    再読です。綾崎隼さん目当てで買った本でしたが、柴村仁さんの「xxxさんの場合」も予想外に面白かったです。綾崎さんの「向日葵ラプソディ」も、読後感爽やかで、あっさり楽しく読めました。そして気になるのが、名前だけ登場した舞原和沙が、『レッドスワンの奏鳴』で触れられる世怜奈先生の弟の舞原和颯と同一人物なのかということ。もしそうなら、おそらく次の花鳥風月シリーズの主人公なのでしょうが…。早く読みたいなー。