探偵・花咲太郎は覆さない
発売日 :
2010/02/25
これは、推理はショートカットが信条のぼくこと花咲太郎とトウキの探偵物語だ。
ぼくの名前は花咲太郎。「推理は省いてショートカット」が信条の、犬猫探し専門探偵だ(しかもロリコン)。にもかかわらず、最愛の美少女・トウキは殺人事件を勝手に運んでくる。オネガイヤメテー。これは、そんな僕らの探偵物語だ。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048683869
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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とら2012/11/2574推理しないロリコンの探偵の物語第二弾。主とする仕事は猫や犬探し。でもたまに来る探偵らしい依頼も、探偵事務所の会計係の推理を偉そうに語る係らしく、真相までの過程をいつも通り越してショートカット出来るならしてしまう。でも考える。「本当に優秀な名探偵というやつなら、事件を未然に防がなくてはいけないんじゃないかな。犠牲者が出るなど以ての外だ。だけどそんな奴を誰が『名探偵』と認めてくれるのだろう」名探偵はいつだって、事件を追い抜くことは許されない。トウキといる裏側の今の自分が”覆らない”様に、これからも生きていく。
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)2014/01/0561ネタバレあり「エニグマ作戦、双子ペット事件、この電車の行く先で、花咲太郎は覆さない、水槽の向こう側、立方体の愛情」連作短編集全6話。シリーズ第2弾。1巻目に比べると読みやすかったです。何といっても殺し屋の木曽川が魅力的でした。今回はルイージとトウキの出会いの話が描かれていたのが良かったです。いくら解答が分かっていても、その答えに辿り着く過程が分かっていないと、ホント意味がないなという事を実感しました。★★★
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Yobata2011/05/0135「閃かない」探偵再び。犬猫探しのロリコン探偵花咲太郎。今日もその捜索に明け暮れる筈が…トウキの名探偵資質で大事件に巻き込まれてばかり。しかし閃かない花咲太郎は決して覆さない…。殺し屋さんからの奪われた殺人の証拠の奪還依頼,いなくなった猫の死体探し,電車で遭遇した殺人予告女,トウキとの出会い,水族館襲撃事件の5編。相変わらず閃かないなwというか頭はいいのに依頼外については怠惰なんだねww徹頭徹尾、別行動を犯さない,態度を覆さない探偵。今回は殺し屋さんの木曽川さんが良い味出してたwエニグマ作戦でのヒーローと→
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黒瀬2016/12/1324相変わらず殺し屋である木曽川とのやり取りが凸凹コンビ感満載で面白い。探偵と殺し屋という、決してつるむことがないはずの二人なのに、いや二人だからこそ良いのか。 他にはトウキが太郎くんのもとに転がり込んだ理由とロリコンである太郎くんが遠回しに「帰らなくていいのかい」と心配するシーンが好きです。太郎くんイケメンで良かったね。
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割れたオカリナ2014/02/2122ネタバレあり『エニグマ作戦』、またも木曽川に依頼を どう見ても仲のいい友達に見える 『双子ペット事件』、最初ミヤさんが猫を食べたオチかと思ったけど違ったね しかし人間いくつになっても怖いって事だね 『この電車の行く先で』、相変わらず太郎くんは事件に無関心だね、まぁ普通はそうだろうけど 『花咲太郎は覆さない』、ルイージとトウキの出会った物語 これも始まりのための物語って感じでいいですよね しかしロリコン怖いな
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