メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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へくとぱすかる2015/09/25195「後半」の始まりにびっくり。全体の3/4が終わっているのに、「1」と章番号が打たれ……。つまり長い長い前半部は、ラストのためのプロローグ、らしい。だけど、ここからは恋愛小説となっているので、「意外な真相」はすでに終わっている。だからこの作品はどんなジャンルなのか迷いに迷う。「前半」がやっぱりミステリかな。少しずつ真相が明かされていくタイプと感じた。
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Shinji2015/04/07178ネタバレあり「プシュケの涙」を読んでから少し間が空いての本作。前作もそうだったけど、とにかく今読んでる先が気になって気になって… 時間の無いこの頃では異例の速さで読了。続編にあたる作品なのだが直接的な話の繋がりはなくて由良彼方に関わる状況を広げて固めた感じ。前作を読んでいると「青」色の話で気持ちよく騙されるよね。Aちゃんの純粋な愛はどんな形で育つのかなぁ… 柴村さんって前、後編の使い分けが絶妙だわ!完璧に嵌ったんで「セイジャの式日」早く手に入れよ〜っと!
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❁かな❁2014/04/19144前作の『プシュケの涙』の世界観が好きでとても切なかったので三部作のうちの二作目のこちらの作品も読んでみました!今回も見事にやられてしまいました〜☆由良くん、本当に只者ではないです!由良兄弟いいです♪前作と同様、前半と後半では感じが変わります。Aの想いはとても切ないですね。みんな常軌を逸した感じなのでAの最後の方の言葉も意味深に感じて何だが怖かったです^^;彼方が出てくるといつも吉野も一緒に頭に浮かぶのでその度にとても切なくなりました(/ _ ; )続きが気になるので『セイジャの式日』も読もうと思います♪
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ひめありす@灯れ松明の火2014/10/13123かつて蝶を夢見て一緒に墜ちていった人がいた。彼らは願った所へ行けたのかな。宛。と、彼方。ここ。と、どこか。雨の圧で押し潰されそうなブルーの世界は、音の届かない深い海の底の様。傘の内側は静寂の世界。大丈夫、と君は泣いているのかな。君の還る場所は『ここ』だよ。長く記憶にとどまることも空にとどまることも許されなかった海蛇。空を追い落とされて、次の目的地は何処。どんな場所私は後ろをついて行くよ。落ちぶれた君でも私は愛してあげるよ。どんな告白でも受け止めて、余さず愛して上げる。だから、こっちを向いて。一緒に歩いてよ
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☆ゆう☆2016/05/20113「プシュケの涙」の続きもの。由良彼方と由良宛の物語。由良兄弟はとても不思議だけど、それがまた魅力的でついつい夢中になってしまう。前作もこんな気分で読んでいたことを思い出した。宛と布施正道、ハルと布施正道の関係、スペードのクイーンに込められた真実。前作の内容をしっかりと覚えておらず前作から繋がっている伏線に気付けなかったのが悔やまれる。後半Aの話のほうがしっくりきた。一途な恋。一見、報われない一方通行な恋に思われがちだけど、全然そんなことはない気がする。多くを語らない宛だけど、その分態度で示してくれるはず。
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