幕末魔法士 Mage revolution
発売日 :
2010/02/10
〈受賞情報〉電撃小説大賞(第16回)
時は幕末。攘夷派と開明派が相克する激動の時代。大坂適塾に学ぶ若き蘭学者にして魔法士の久世伊織は、塾長・緒方洪庵の命で、一冊の難解な魔導書を翻訳するため出雲国松江藩に赴いた。一刻も早く翻訳を済ませ大坂に帰りたい伊織だったが、招かれた屋敷で手渡されたのは、亡き父失脚の原因ともなった、古の“大崩壊”によって失われた技術・魔法金属ミスリル銀の錬成炉が記された書物だった……。翻訳を開始した伊織の周囲の村で起こる神隠し、突然襲いかかる攘夷志士の凶刃、魔法士・金森鳶巣の暗殺。謎を追う伊織と赤眼の志士・冬馬の前に、やがてミスリル錬成に隠された無窮の闇が広がっていく! 魔導の旋律が奏でる幕末ファンタジー!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 605円(本体550円+税)
- ISBN: 9784048683234
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みんなのレビュー
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KEI2010/07/0923借り本。2010年の電撃大賞、大賞作品。面白いよ。うん、面白い。設定いいし、キャラいいし、文章も手堅いし、そりゃ賞も取れますわ。タイトル通りの、幕末+魔法モノ。もうそれだけで説明は事足りる。日本史は詳しくないですが、ここまで上手に織り込んでいるのは賞賛に値するのではないでしょうか?このまま続巻を出して欲しい。
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秋月2012/01/2010綺麗なイラストに反して、描写は以外に血生臭かった。堅い文体が作品の雰囲気と合っていて読みやすく、面白かった。伊織と冬馬の関係も可愛い。個人的に、弥平さんが好き。それにしても、カラーもモノクロも綺麗なイラストだった。
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ころん2011/01/3092巻が出るとのことで、積んでいたのをひっぱりだしてきました。幕末なのに魔法?なんだけど、違和感なく2つの要素がとけあってて、読みごたえあって面白かった。まだまだ明かされていないことがありそうで、2巻の発売が待ち遠しいです
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たこやき2010/05/209和風な人々が、魔法だの、ミスリルだの、とやっているのは不思議な感覚。でも、その辺りは結構、上手く合致させていたように思う。ただ、話そのものが幕末という舞台を活かし切れておらず、単に、舞台設定の説明の省略くらいしか役立っていないのがもどかしい。黒幕の正体とか、主人公たちが知る前にばらしちゃうので、あんまりカタルシスはないし、最後のバトルの辺りは……。発想そのものは面白いけど、もう一歩、引きつけるものが欲しいな、という印象。
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higurashi2010/11/228良い意味でラノベじゃなくてもいい作品。天地明察を読んだ後だからか、余計に楽しめた。何がいいって伊織と冬馬の関係だな。見ててほのぼのするコンビ。本当の名前が気になる。恰好いい弥平さんも好きです。挿絵を夏夜さんにしたのも正解だと思う。これで萌え萌えした絵だったら違和感ありまくりだもの。続編出たら真っ先に買います。…出るのかな。
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