神さまのいない日曜日

発売日 : 2010/01/25
日曜日。神様は、世界を捨てた――読者・審査員絶賛のファンタジア大賞!!
人が生まれず、死ぬこともなくなった、神様に見捨てられた世界。村で唯一の“墓守”の少女アイは、ある日、村にやってきたハンプニーハンバートと名乗る不思議な少年と出会う――。第21回ファンタジア大賞作品!!

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みんなのレビュー

  • みっちゃん
    2015/02/15
    初読みの【王女コクランと願いの悪魔】がとても良い本だったので、このデビュー作も読んでみたくなりました。ここは神に見捨てられた世界。赤ん坊は生まれず、死者は死ぬ事が出来ない。この荒れ果てた世界で、死者を埋葬して安らぎを与える「墓守」の少女と、死者を狩るアルビノの美しき青年。二人の思いがけない絆と最後に起きる小さな奇跡。寂しくて、寂しくて、でも愛おしい。心惹かれる物語世界でした。
  • 中玉ケビン砂糖
    2017/06/02
    ネタバレあり
    2009年第21回ファンタジア大賞受賞作、知人に薦められ読了─不思議な世界観だが、今まで便所の落書き程度にしか思っていなかった作者あとがきに目を通して、ああこの人はホント苦節してコレを書いたのだなということを如実に感じる稀有な作品─ラノベの宿命として続刊はしなければならないのだろうが、この本は一冊でよく完結しているなという印象を持った─子供が生まれず、四肢や頭部を破壊されても「生きている」という自覚を主張する人間……、それは果たしてゾンビなのか死んでいることをわかっていない人間なのか、そこにジャッジを下す
  • Yobata
    2014/06/19
    十五年前、神様に見捨てられたこの世界では人は生まれず死者は死なない。そんな死者に安らぎを,生者に慰みを与える者は“墓守”。その墓守であるアイは日課である墓穴を掘る毎日を過ごしていると、ある日村にある少年が現れ、日常を全て覆す。アイの村に隠された秘密とは?そしてアイ自身の正体は…?いきなりの村人の虐殺など理不尽でグロテスクな描写なのに悲哀の感情があまりなく、また情報量がないまま淡々と進んでいく所に違和感を感じたが、隠された伏線が徐々に回収され最後に一気に全てが明かされ違和感が解消される所は見事だった。→
  • た〜
    2015/01/07
    (「王女コクランと願いの悪魔」の著者の作品ということで)割りと面白かった。ファンタジーな世界観はまだ良くわからないのでこの先のお楽しみかな。お父様の出番がこの巻だけ(?)なのはちょっと意外かな
  • ゆなほし
    2020/11/30
    神さまに捨てられ、人が生まれず死者が死なない世界で、世界の終わりを守る少女と死者を狩り続ける少年が出会う―。退廃的な夕焼け色の世界の、小さな奇跡の物語。時に残酷で暴力的で、そうかと思えば朗らかで、どこかちぐはぐなこの世界観が不思議な魅力を持っている。人食い玩具でハンプニーハンバート、傷持ちでスカーなんて読ませるいかにもなネーミングがこの不思議な世界に色を添える。人が死なないこの世界での墓守の存在意義、生者と死者の境界とは何か。作り込まれた世界観に耽溺できる良質なファンタジー。