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まりも2015/08/1638シリーズ最終巻の内容は『大ネルリの節句』によって『大ネルリ未来記』を継承したネルリが自分の死を予言し、十一組のメンバー総出でネルリを守る事になる…な話。ネルリとの恋模様、そして学友たちとの絆を描いた十一組の日常の数々はノスタルジックな青春であり、ページを捲るたびに感情を揺さぶられました。身分差の恋愛に身を焦がすネルリとレイチの姿を描き、十一組の7年後を描いた最終章を読んだ時の感動は素晴らしく、この作品に出合う事が出来て良かったと心の底から思えるような1冊だった。完結させるのが勿体ない。兎に角最高でした。
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ナカショー2016/09/0616いやー素晴らしかったなぁ。巻数的にも間延びしなくてちょうどいい長さで後日談も入ってて文句のつけようがない終わり方でした。流石石川先生やで!ナラー!
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METHIE2014/09/2915ネルリが未来記なるもので次々と予言をする、そして彼女自身の死も予言してしまう。 中盤まではロシアあたりの学園寮生活を中心に描いているので評価が分かれるが終盤のネルリを殺そうとするミステリーや彼女との恋、 そしてエピローグが7年後の彼らの姿を描いているのが感動、犯人の動機もこの作品のテーマも実は身分違いの恋という一貫している、大変良かった。
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ほたる2023/05/068綺麗すぎる完結作。ネルリとレイチ、そして十一組の面々たちの青春群像劇だった。それが表に見えにくい設定ではあるが、正に王道を突き進んでいて特に最終章は感慨深いものがあった。ラストに至る前の皆で集まるシーンもまた繋がりが感じられて良かった。
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hirayama462020/05/2463冊めにしてシリーズ最終巻。レイチの語りも変わらぬ軽快感がありつつも、色々な物事の終わりを感じさせるセンチメンタルさもあり、なんだかすごくまっとうなビルドゥングスロマンだったような気もする……。気がするだけかもしれない……。終盤は作者本人があとがきで「明らかに枯れてる」と書いていて面白かったです。この小説のキャラクターとの別れをいちばんさみしく思っているのは作者本人なのではないだろうか。
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