旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

発売日 : 2008/03/25
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784840241922

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みんなのレビュー

  • おしゃべりメガネ
    2019/07/03
    夏らしいライトノベルの作品でした。さすが?はライトノベル、読みやすくサクサクと進みました。主人公の高校生男女は、スーパーカブで旅をしています。世界は穏やかに滅びつつあり、原因は謎の「喪失症」が蔓延していることによります。「喪失症」とは人々が名前を失い、色彩も失い、やがて存在自体を失うモノです。そんな時代に'世界の果て'を目指し二人で旅する姿になんだか無性に羨ましさを感じました。世界は滅びつつも、とにかくひたすら前向きな二人に、ネガティヴなキモチも忘れてしまいます。あっさりしていて、読後感も悪くないです。
  • スズ
    2017/01/19
    自分の名前が思い出せず、他者の記憶や様々な記録からも自分の名前が消え、いずれは体も消滅する「喪失症」という現象が蔓延する世界で、喪失症に罹った少年と少女が、原付バイクに乗り、自分達が消えるその日まで、目的地のない旅を続けていく物語。運転手兼整備士の少年と、料理長の少女が、喪失症に罹った様々な人々と出会いながら、ひたすら前へ向かって進んでいく姿が良い。野菜を食べ過ぎてお腹を壊し、少年に看病して貰ったり、滞在先で爺様達のアイドルとなった少女や、高熱に苦しむ少女を必死に病院まで連れて行った少年の姿が良かったです
  • 七色一味
    2015/03/23
    読破。この表紙がなぁ(笑)個人的にはちょっと絵が幼い感じでマイナスポイント…って、ツッコむとこそこ?☆テイストは菊地秀行さんの、個人的には大好きな『風の名はアムネジア』。こちらは「消えていく」という設定で旅のお供に少女つきとグレードはラノベ仕様になっとります(笑)あちらは未来に少しばかり希望のある終わり方でしたが、こちらは個人には希望はないけれど、僅かばかり、「その人」がいたんだぞという存在証明の残るエンディング。こういう味わいは好きですね。サイエンスファンタジーがお好きな方にはオススメです。
  • しずく
    2014/06/30
    昔読んだ本の再読。昔は素通りだった、幕間にある”あの街とに過ぎている街”のところに目が止まった。ああして旅をしている場面しかないから分からなかったけれど、無人になって、ランドセルだけが転がって、寂れて。きっと喪失病が発生したらそうなるのだろう。踏みとどまれば、美しかったはずの街も灰色に染まる。だから、旅に出たのかもしれない。「世界の果てまで」いつか向き合わなければいけないどちらかの喪失。少女と少年の目指す場所にたどり着くより先にーーそれを考えるときゅっと切なくなった。記憶を繋ぎ止める方法があればいいのに。
  • もち
    2014/09/01
    「でもね。僕は君が一緒に居るなら、どこに行くのでも構わないよ」◆名前、色、影――。存在が少しずつ消滅してしまう「喪失症」が地球を席巻する中、少年と少女は旅に出た。緩やかに死んでいく日常から抜け出すために、全てを捨てて北を目指す。――終わる世界で、終わりのない旅を。■固有名詞が一切出ない、風変わりな冒険譚。存在に溢れた世界で読むからこそ、物語の世界が痛ましくも美しく見える。