ファミ通文庫の新刊
みんなのレビュー
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kou2012/10/207これを読むまでは、古橋秀之という作家を過少評価していたようだ。それほどまでに終盤からの怒涛の展開はすさまじい。そしてトドメとなる、あとがきの迷言。このテーマで執筆しながら、“妹萌え”に逆らい、「明らかに間違っているモノ」を全力で書くって……。いや、それって売れないものを作るって意味ですよ……? ――正直、これにどう反応していいか分からない。そんな間違ったエネルギーに満ち溢れた怪作だった。
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たもん2011/07/0572巻でちゃんと終わるのかなあ、「古橋先生の次回作にご期待ください!」みたいなことにならないかなあ、とか思っていたが、見事にまとまって、いや、発散していたのはさすが。超人オリンピック的な展開でどんどんインフレしてるなー、と思いつつ読んでいたら終盤はゲッター的な超インフレ。個性豊かな妹たちがそれぞれの特性に応じた見せ場を与えられ、伏線もちゃんと回収し、ケレン味とハッタリと勢いだけでラストまで突っ走る。
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CCC2019/12/086読み終わってからタイトルを見ると、本当にタイトル通りだから恐れ入る。妹がインフレしすぎて世紀末。しまいには人類男性の一割がランダムで消滅したりするが、その雑さには笑うしかなかった。
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金目2013/06/255うん、見事!あとがきの通り「明らかに間違っているものを、元気に描き切る」を全力でやってくれました。そりゃ妹と結婚する覚悟のない奴は兄貴じゃないわw ストーリー展開で読者を奇襲するのではなく、設定の段階で常識をブレイクスルーし、あとはただ予想を超えて突っ走っていく、という作風が遺憾なく発揮されております。イモートロンエネルギーの持つ勢いは、グレンラガンの螺旋力を彷彿とさせました。しかし、作者紹介「玄人好み」「隠れた実力派」「この人もうちょっと売れるといいよね」などの評価をほしいままにする、ってあんまりだろw
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Sleipnirie2012/09/095空間とは、時間とは、生命とは、進化とは、そして妹とは。 これは妹萌えラノベなどではない。 『妹』という存在に真っ向から突っ込んだ書であるっ!! とまあこういう文が思いつくぐらい突き抜けてました。 予想以上に壮大な物語だった。
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