ただ、それだけのこと ザ・サ-ド
発売日 :
2006/04/25
いよいよ、アニメ放映開始! 絶好調短編集!
エンポリウム――ひさしぶりにホームタウンに戻った火乃香。久しぶりの仲間たちとの再会にほっと一息。仕事に追われた毎日をわすれて、心を落ち着かせる。そんな彼女のもとに、弟を見たとの噂が舞い込んでくる……。
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784829118153
ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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ゲシャン2012/10/100小さな少年の夢/小さな妖精の種子の話/MJのイレイザーとしての話/パイフウとエンポリウム行政局長が出会った話/妹の話・ただ、それだけのこと。世の中いいことばかりじゃないって感じのする話が多いな。パイフウ過去のほうが強いんじゃないか?MJとも会ってるし、レフティとの出会いが描かれて、あとはジャンヌってところか。出会う話がこの先書かれたりするかな?
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森陰五十鈴2025/07/240この本に限らないが、ザ・サードは時の流れと生き物の息遣いを感じさせる描写が多い。そして、ふとしたときにその人の人生というものを感じさせる。「護衛」はまさにそれ。ときに機械とさえ呼ばれるパイフウが、「ゲシュペンスト」で悟るに至るまでの種が、こういうところにあるのだなと思うと、胸が熱くなる。ときにふと見せる情動は、カイニスが植えたものなのだなと思うと、また。 「ただ、それだけのこと」。ほんの少し日常に漣が立っただけの話。それがすごいものに、そして愛おしいものに感じられる話。生きるということを考えさせる。
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