角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
-
nono2020/04/2414ネタバレありシリーズ第3弾。英国国王の元から盗み出された書類の行方を巡る騒動の裏に、レイを訪ねてきた幼馴染みの女性の存在が気にかかるショウのほの暗い気持ちが明らかになる⁉ 一作目の影の仕掛人が巡らす陰謀に政治的にも立場的にも巻き込まれたレーンの人々の活躍が面白かったものの、レイとショウのぎごちない関係が歯がゆいばかり。レイを好きだけれど信じていないと言うショウの心の闇の深さは何時か晴れるのか?スリリングな展開とままならない恋の道行きを堪能です。
-
チカチカ2015/07/043歓楽の都・レーンで働く医師レイの元にインドから帰ってきた幼馴染みの美女ヴァイオレットが頻繁に訪れるように。レイを愛している金の城の住人・ショウは彼女の存在に心が乱され辛い日々を送っていた。国の最重要機密書類が盗まれる事件にヴァイオレットが絡んでいるようで………。煮え切らないレイに「あんたには、本当に幸せになって欲しいんだ…」と優しく告げるショウの姿に涙。でも黙っていなくならないで、と続くショウの言葉に、ショウの過去の深い傷は決して癒えないんだなと思いました。ショウこそ本当に幸せになって欲しいですよ。
-
でんか2017/11/032ネタバレありBL シリーズの三巻目。メインは男二人、カタツムリぐらいの進行速度で二人の間の距離が縮まっている気がする。今回は書類の盗難、レイの元カノが現れたりして、さすがに平静ではいられないショウ。このいじいじモダモダする感じが良いのですな。あ、でもそれがメインなわけではなくて、主はやはり事件解決の方で、相変わらずメインストーリーも読ませてくれます。犯人の背後の黒幕が、前の方の巻の黒幕でもあるのですが、その黒幕まではたどり着けず、という終わり。単純な対決構図ではないので、そのへんの政治的な絡みもあって面白く拝読。
-
藻塩2012/08/151レイの幼馴染という美女がレイに会いにレーンにやってきます。それについてショウは少し不安定に。生い立ちを武器にしていても、愛されたかった人に置いていかれた経験は根深く彼を傷付けている事実にうちのめされました。
-
ハルノ2010/05/211お話はショウの嫉妬祭りで面白かったのですが、BLじゃないんだったら最終的にショウが幸せな終わり方ってどんなのだろう…と想像してしまいます…。BLに移行したらもっと自由に書けると思うのに…。
powered by
レビューをもっと見る