終わりのクロニクル 1 上

終わりのクロニクル 1 上

発売日 : 2003/06/25
10の概念世界との全竜交渉が始まる!!
かつて世界は、平行して存在する10個の異世界と戦闘を繰り広げていた。概念戦争と呼ばれるその戦争に勝利してから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることなく時が過ぎた現在……。
 高校生の佐山御言は祖父の死後、突然巨大企業IAIより呼び出しを受ける。そして、この世界がマイナス概念の加速により滅びの方向へ進みつつあること。それを防ぐには、各異世界の生き残り達と交渉し、彼らが持つ10個の概念を解放しなければならないことを伝えられる。
 かくして、佐山は多くの遺恨を残した概念戦争の戦後処理として、最後の闘いに巻き込まれていくが……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784840223898

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みんなのレビュー

  • まりも
    2017/02/21
    概念戦争と呼ばれる戦いから60年。全てが隠蔽され、一般の人々に知られることもなく時が過ぎていった世界を舞台にした物語。なんという怒涛の説明ラッシュ。1巻から読者を圧倒的な情報量で殺しに来るとか川上先生流石ですわ。世界観を把握するのに酷く難儀したけどキャラの掛け合いが面白かったし、世界観も魅力的だったので苦痛を感じることなく読了。とりあえず分かったのは境ホラと比べるとこっちの方が常識人率は高めかな?という事とヒロインがマトモにヒロインしてる事だろうか。下巻からが本番やろうし続けて次巻に行きます。
  • Yobata
    2015/10/06
    祖父から悪なる生き方を叩き込まれた佐山御言は祖父の死後、祖父が裏にいた巨大企業IAIから呼び出しを受ける。その途中で人狼から襲われてる少女を発見する。そしてこの世界はかつて並行して存在した10個の異世界と概念戦争なる戦争に勝利したという事実を知らされ…。AHEADシリーズ1巻。川上作品はホライゾンから入ったので、機竜や武神に魔女,そして地脈に基づく神州世界論とこの異世界の別概念から来てるんだなぁと感慨深いし、作り込み具合は1シリーズとしても全体としてもさすがの出来。10の各Gと世界神話,そして日本との→
  • 朝夜
    2014/01/07
    『――諸君。気楽に行こう。まずは終わりを知るために。』読了。まともに狂った正気度高めの悪役希望者がいい空気吸いまくりの昨今、皆さまいかがお過ごしだろうか。うん、かなり面白かったです。境ホラを先に読んでいたのですがこちらを先に読んでた方が色々と混乱せずに境ホラ読めたんだなと後悔… キャラの掛け合いも面白かったしストーリーも楽しめそうなので早く下巻も読みたいと思います。
  • 凪子
    2017/07/21
    ネタバレあり
    遠い過去に読んだものを再読。初めて読んだときは独特な文体と構成、もう知ってるでしょ?と言わんばかりの設定、キャラクター造形に戸惑う。ぶっ飛んだギャグに唖然としながら沼に落ちたお話。世界観のどデカさに圧倒され、キャラクターの多さに泣かされ(覚えられない)、四苦八苦しながらがむしゃらに読む。体力と気力のある若い頃だから読めたなぁ。佐山と新庄、そして周囲の人達が魅力的。「佐山の姓は悪役を任じる」悪役はなにかを突き詰めたお話は、当時は無かったので新鮮だった。(今は多いけどね)。ホライゾンよりは優しい。
  • 光心
    2015/08/26
    ネタバレあり
    面白かった。というか、こんだけ分厚いのに不思議とサクサクと読めた。これが作家として「読ませる力」なのかも。 本気になれない佐山と本気でやるしか無い新庄。対照的な二人なら、きっと互いを補えあえると思うけど、どうなっていくのだろうか? そういうわくわく感がある作品だ。日本と世界の対応関係、各Gの特色、全竜交渉、などなど色々と面白い設定のこの世界で佐山は見事各Gを説得させることが出来るのか……! 個人的に佐山が好きです。分かっててやるからこそたちが悪いですが、彼のようなキャラは見ていて面白いですね。