MF文庫Jの新刊
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紫2016/09/010現代日本(といっても2002年刊行ですが)を舞台に描かれる、ひょんとなことから悪い仙人たちに立ち向かうことになった高校生円堂剛士の活躍。悪玉の仙人たちはたった3人の小世帯でして、最後にあっと驚く正体も明かされるのですが、揃いも揃って小物臭いんであります。二千年以上も生きているのに。味方陣営には善玉の女仙人や米軍の魔法部隊なども登場するのですが、鬼道に覚醒したばかりの素人にほとんど頼り切りなのはいかがなものか。著者お得意の伝奇バトルはそつなくまとまっているものの、いろいろ消化不良な感じなのが残念。星3つ。
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