空ろの箱と零のマリア 2

発売日 : 2009/09/10
その身を自ら差し出すほどに屈服させ、完膚無きまでに奪い取ってやる
「どんなに時を経ても、お前の側にいる」
 ── 終わりの見えない繰り返しの日々の果てに、言葉通り新入生として再び星野一輝のもとに現れた音無麻理亜。しかし、ふたりで過ごす穏やかな時間は長くは続かなかった。一輝の周辺で不思議な事が起き始めたのだ。 送った記憶のないメール、勝手に動く体、「自分ではない自分」が引き起こす孤立、見せつけられた死体。そして、携帯電話に残されたボイスフォルダの宣戦布告 ── 『ボクはアンタを壊す。アンタが大切にしているものを全部壊す。“箱”を手にしたボクは、アンタから全てを奪える』。 “所有者”が一輝に向ける<悪意の理由>と<願い>とは……?
 御影瑛路が贈るシリーズ第二弾、登場。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048680127

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/04/20
    一輝の人格乗っ取りを「箱」に願われた事で一輝の日常が再び壊れ始める…な話。今回は「箱」の持ち主の予想はし易かったけど、その分エグミは強かったように思います。特に一輝の日常が奪われていく過程は中々のえげつなさですね。追い込み方が厭らしすぎるわ。そんな状況でもマリアが一輝の事をすごく大事に思っているのが伝わってきたのが救いですね。また駆け引きも面白く、緊迫感漂う展開は素晴らしかったです。気になる引きだったので次巻も楽しみ。
  • sskitto0504
    2015/06/26
    登場人物が少ないのでわりと乗っ取りの犯人、そして殺人の犯人はわかりやすかったですが、少しずつ時間が取られていく感じや犯人の内面の表現がよかったです。ちゃんと茂木さんも出てきてるのもいいですしね。引きもなかなかで次が気になります。
  • 晦夢
    2014/05/10
    ループを抜けた一輝とマリア、だが再び箱の願いにより、一輝が追いつめられていく。この追いつめられ方はほんと嫌だな、どうしようもなくどうしようもないのがまた…。心音かわいいな。あと霞を含めての修羅場最高でした。この引き嫌な予感しかしないんだけども。
  • ゼロ
    2011/01/24
    幸せとは、なんなんだろうな。星野一輝が星野一輝である理由を証明することは難しい。普通の人間ならば。繰り返しの日々を過ごした麻里亜にとっては、造作もないことだった。言葉にはしないけど、信頼関係がしっかりしていることが伝わってきた。犯人探しは容易であったけど、最後まで繰り広げる頭脳線。騙し騙され、日常を守り続けようとする。事件が解決としたら、醍哉から飛び出す言葉。次回も楽しみな作品です。
  • ろき
    2013/08/29
    星野くんがみんなに嫌われているから、なんだ?!と思ったら、そういうことだったのか…。マリアが可愛くて強くて、大好きです。実は再読。